Jaane Kahan Se Aayi Hai

 21世紀に入り、ヒンディー語映画界は様々なジャンルの映画に挑戦するようになった。その内の多くはハリウッドが伝統的に得意とするジャンルであり、ハリウッドと同じ土俵に立つことで逆にヒンディー語映画の弱点が露呈されることも少...

Prince

 2001年にインドに住み始めて以来ヒンディー語映画をずっと見て来ているが、その初期の頃にデビューして今までずっと業界に残っている俳優たちは、自分のインドでの映画人生とどこか感情的にシンクロしており、心の底で密かに応援し...

Pankh

 2010年4月2日公開の「Pankh(羽)」は、過去に男の子ながら女の子の役を演じ、一躍有名になった子役俳優が成長した後に抱える葛藤を描いたサイコスリラー映画である。

Tum Milo Toh Sahi

 最近は週に公開される映画が多すぎて付いて行けない。この時期公開される映画は駄作や訳あり作品が多いので、全てを観る必要もない。どうしても映画が観たかったら、監督やキャストなどを見て慎重に選び、時間に余裕があれば観に行けば...

Sadiyaan

 現在、インディアン・プレミアリーグ(IPL)開催中のため、2010年4月2日も中小規模の映画が大量に公開されている。その中では俳優陣が豪華な「Sadiyaan」を観ることにした。監督は「Andaaz」(2003年)や「...

Ashok Chakra: Tribute to Real Heroes

 2010年3月28日公開の「Ashok Chakra: Tribute to Real Heroes」は、2008年11月26日に発生したムンバイー同時多発テロ事件、いわゆる26/11事件を扱った映画である。事件から1...

Well Done Abba

 インド映画界において、シャーム・ベーネーガルは一目置かれた映画監督である。デビュー作「Ankur」(1973年)以降、メインストリームの娯楽映画と一線を画した芸術路線の映画を作り続け、インドのニューウェーブシネマの旗手...

Lahore

 ヒンディー語映画界にもスポーツ映画というジャンルがやっと確立されつつある。現実のインドスポーツ界を反映し、ヒンディー語スポーツ映画も、クリケット映画と非クリケット映画に大きく分類される。そして非クリケット映画には必ずと...

Love Sex Aur Dhokha

 昨今のヒンディー語映画新時代を担っている若い映画監督の内、ディバーカル・バナルジー監督には特に注目している。ベンガル人の出自ながらデリー生まれデリー育ちの彼のこれまでの2作、「Khosla Ka Ghosla!」(20...

Right Yaaa Wrong

 2010年3月12日に、毎年恒例の都市対抗クリケット・リーグ、インディアン・プレミアリーグ(IPL)が開幕した。このリーグは、毎日1~2試合を消化しながら、4月25日の決勝戦まで続く。この期間、インド人の関心は完全にク...

Atithi Tum Kab Jaoge?

 インドには「アティティ・デーヴォー・バヴァハ(अतिथि देवो भवः)」というサンスクリット語の美しい言葉がある。「客人は神様と同じ」という意味である。客人の世話をすることは神様の世話をすることと同じで、功徳を積...

Road, Movie

 3月は中等教育以下の期末試験・受験期間に該当し、映画館の集客性が減少するため、大規模な映画の公開は控え目となる。だが、その代わり、低予算ながらも優れた作品が公開のチャンスを得られる時期でもあり、インド映画愛好家としては...