Sui Dhaaga

 21世紀に入り、インドは高度経済成長期を迎え、中産階級が財力を蓄えて行った。しかしながら、元々インドでは大きかった貧富の格差がさらに拡大し、貧困層は母国にいながら疎外感を味わうようになって行った。社会情勢に敏感なヒンデ...

Pataakha

 インドにおいて不仲な二国の代表とされるのは、イスラエルとパレスチナ、北朝鮮と韓国、そしてパーキスターンとインド自身である。印パ両国は元々ひとつの国であり、同じ文化を共有しているが、近親憎悪なのか、1947年の分離独立以...

Batti Gul Meter Chalu

 一昔前のインドと言えば、首都のデリーに住んでいても毎日停電があるような状態だったし、村落部へ行けばまだ電気が来ていない地域も多い印象だった。だが、電力事情は着実に改善されているようだ。特に2014年に首相に就任したナレ...

Manto

 サアーダト・ハサン・マントー(1912-55年)はウルドゥー語小説作家の巨匠である。英領インドに生まれ、ボンベイで作家として名声を獲得し、1947年の印パ分離独立後にパーキスターンに渡った。社会の闇や人間の暗黒面を赤裸...

Manmarziyaan

 アヌラーグ・カシヤプ監督は監督、プロデューサー、そして時に俳優として、2000年代以降のヒンディー語映画の進化を早めた最重要人物であるが、映画マニア受けするような作品を好んで作るため、必ずしも普遍的な人気のある監督では...

Hotel Mumbai (Australia)

 2008年11月26日にムンバイーで発生した同時多発テロは、早くも2013年にラーム・ゴーパール・ヴァルマー監督が「The Attacks of 26/11」で映画化している。この映画は、レオポルド・カフェ、チャトラパ...

Laila Majnu

 インドで恋に狂った人のことを「マジュヌー」もしくは「マジュヌーン」と言う。元来は「ジン(精霊)に取り憑かれた人」という意味で、アラビア語である。この言葉のみで「狂人」という意味はあるのだが、この言葉の裏には、アラブ地方...

Paltan

 インドの戦争映画はほぼ愛国主義映画であり、主人公が戦う相手は、イスラーム教徒、英国人、パーキスターンのどれかと相場が決まっている。だが、2018年9月7日公開の「Paltan(小隊)」は、1967年に中国とスィッキムの...