Dhh (Gujarati)

 2017年11月13日にインド国際子供映画祭でプレミア上映され、2018年9月28日にインドで一般公開された「Dhh」は、小学5年生の仲良し3人組が主人公の子供向け映画である。基本的にはグジャラーティー語映画だが、ヒン...

Sui Dhaaga

 21世紀に入り、インドは高度経済成長期を迎え、中産階級が財力を蓄えて行った。しかしながら、元々インドでは大きかった貧富の格差がさらに拡大し、貧困層は母国にいながら疎外感を味わうようになって行った。社会情勢に敏感なヒンデ...

Pataakha

 インドにおいて不仲な二国の代表とされるのは、イスラエルとパレスチナ、北朝鮮と韓国、そしてパーキスターンとインド自身である。印パ両国は元々ひとつの国であり、同じ文化を共有しているが、近親憎悪なのか、1947年の分離独立以...

Batti Gul Meter Chalu

 一昔前のインドと言えば、首都のデリーに住んでいても毎日停電があるような状態だったし、村落部へ行けばまだ電気が来ていない地域も多い印象だった。だが、電力事情は着実に改善されているようだ。特に2014年に首相に就任したナレ...

Ishqeria

 2018年9月21日公開の「Ishqeria」は、ニール・ニティン・ムケーシュとリチャー・チャッダーが主演のロマンス映画である。題名の「Ishqeria」とは、「恋愛」という意味の「Ishq」を、「ジフテリア」とか「ク...

Manto

 サアーダト・ハサン・マントー(1912-55年)はウルドゥー語小説作家の巨匠である。英領インドに生まれ、ボンベイで作家として名声を獲得し、1947年の印パ分離独立後にパーキスターンに渡った。社会の闇や人間の暗黒面を赤裸...

Manmarziyaan

 アヌラーグ・カシヤプ監督は監督、プロデューサー、そして時に俳優として、2000年代以降のヒンディー語映画の進化を早めた最重要人物であるが、映画マニア受けするような作品を好んで作るため、必ずしも普遍的な人気のある監督では...

Mitron

 2018年9月14日公開の「Mitron(友よ)」は、テルグ語映画「Pelli Choopulu」のヒンディー語リメイクである。監督は「Filmistaan」(2014年)のニティン・カッカル。主演はジャッキー・バグナ...

Love Sonia

 外国人はとかくインドの暗部を描きたがる。「Slumdog Millionaire」(2009年/邦題:スラムドッグ$ミリオネア)は世界中でヒットしたが、インド人には必ずしも受けがよくなかった。インドは急速に発展していた...

Halkaa

 インドではトイレの普及率が低く、多くの人々は野外で用を足している。それが公共衛生問題や女性の安全問題などを引き起こしてきた。2014年に首相に就任したナレーンドラ・モーディーが真っ先に手を付けたのはこのトイレ問題で、イ...

Hotel Mumbai (Australia)

 2008年11月26日にムンバイーで発生した同時多発テロは、早くも2013年にラーム・ゴーパール・ヴァルマー監督が「The Attacks of 26/11」で映画化している。この映画は、レオポルド・カフェ、チャトラパ...

Laila Majnu

 インドで恋に狂った人のことを「マジュヌー」もしくは「マジュヌーン」と言う。元来は「ジン(精霊)に取り憑かれた人」という意味で、アラビア語である。この言葉のみで「狂人」という意味はあるのだが、この言葉の裏には、アラブ地方...