社会を変えるために映画はあるか

 インドの映画監督は社会を変えるために映画を作っている、そのためには広範な観客に作品を観てもらう必要があり、それゆえに大衆娯楽映画という手段が採られている、というのが持論である。歌と踊りで彩られたインドの娯楽映画を表面だ...

ナーギン

 特に欧米に流布しているインドのステレオタイプに「蛇使いの国(The Land of Snake Charmers)」がある。現在では動物愛護の観点から巷で蛇使いを目にする機会は減ったが、一昔前のインドの観光地には確かに...

Heeramandi

 サンジャイ・リーラー・バンサーリー監督はヒンディー語映画界のトップヒットメーカーであり、特に彼が作品を発表するたびに美的レベルを引き上げてきたことで知られる。彼の監督作は日本でも積極的に公開されており、今まで「Hum ...

Silence 2: The Night Owl Bar Shootout

 「Silence… Can You Hear It?」(2021年)はZee5が製作しOTT配信されたクライムサスペンス映画である。コロナ禍のロックダウンによって映画館が閉鎖されたときにリリースされ、主演マ...

Amar Singh Chamkila

 米国では「ボヘミアン・ラプソディ」(2018年)、「ロケットマン」(2019年)、「エルヴィス」(2022年)など、ミュージシャンの伝記映画が盛んに作られている。ヒンディー語映画界でもかなり前から伝記映画の流行が見られ...

Woh Bhi Din The

 2024年3月29日にZee5で配信開始された「Woh Bhi Din The(あんな日もあった)」は、イムティヤーズ・アリー監督の12歳年下の弟サージド・アリー監督が11年前に初めて撮った映画である。ただし、何らかの...

Ae Watan Mere Watan

 2024年3月21日からAmazon Prime Videoで配信開始された「Ae Watan Mere Watan(ああ祖国よ、我が祖国よ)」は、英領インド時代に当局の目を盗んでラジオ局を立ち上げ、全国のインド人に自...

UPSC

 2000年問題以来、インドが国際的に「IT大国」のイメージを確立する中で、IT産業を支えるITエンジニアはインド人に人気の職業として日本のメディアに取り上げられることが多くなった。それに伴い、多数の優秀なITエンジニア...

Murder Mubarak

 2024年3月15日からNetflixで配信開始された「Murder Mubarak(殺人おめでとう)」は、インド人作家アヌジャー・チャウハーン作のミステリー小説「Club You To Death」(2021年)を映...

Bastar: The Naxal Story

 ラブ・ジハード問題を取り上げた「The Kerala Story」(2023年)はイスラーム教徒コミュニティーに対するヘイトに満ちており、イスラーム教徒をスケープゴートにすることでヒンドゥー教徒を団結させ票田とする選挙...

Shaitaan

 2024年3月8日公開の「Shaitaan(悪魔)」は、相手を言いなりにしてしまう黒魔術を主題にしたホラー映画である。過去に「Shaitan」(2011年/邦題:サタン ~悪魔の通り道~)という映画があり、題名の意味は...

Operation Valentine

 2016年、ジャンムー&カシュミール州ウリーのインド陸軍基地を、パーキスターンを拠点とするテロ組織ジャイシェ・ムハンマド(JeM)の武装集団が襲撃し、多くの兵士が殺害された。このウリー襲撃事件以来、印パ関係は悪...