シュプレヒコール

 インドでは、状況に応じて決まったスローガンを連呼する習慣があり、それが映画でも如実に反映される。さまざまな状況とはたとえば、戦争であったり、政治集会であったりする。また、特定のコミュニティーが仲間意識を高めるためのスロ...

ジャート

 「Jo Bole So Nihaal」(2005年)というアクション映画で主演サニー・デーオールがおもむろに放った以下のセリフは、そのシンプルさとパワフルさと意味不明さで、多くの人々の記憶に残っている。 No If, ...

マラーター

 ヒンディー語映画は読んで字の如くヒンディー語の映画のことだが、その産業の拠点が、ヒンディー語が話されている北インドではなく、マハーラーシュトラ州の州都ムンバイーに位置していることもあって、映画の主題や味付けにマハーラー...

チャール

 ヒンディー語映画産業の中心地であるムンバイーには「チャール」と呼ばれる独特な集合住宅建築がある。英語では「Chawl」、ヒンディー語では「चाल」、マラーティー語では「चाळ」と表記される。欧州特有の集合住宅であるアパ...

「Umrao Jaan」における詩の推敲の意義

 ムザッファル・アリー監督、レーカー主演の「Umrao Jaan」(1981年)は、19世紀半ば、最後の栄華を誇っていたラクナウーを舞台にし、何不自由ない生活をしていた女性が突然誘拐され、コーターに売り飛ばされ、タワーイ...

コーター

 ヒンディー語映画を観ていて、「コーター」という言葉を聞いたことがないだろうか。ヒンディー語で書くと「कोठा」、アルファベットで書くと「Kotha」になる。これは建築様式の一種といえるが、タワーイフ(芸妓)と切っても切...

公益訴訟(PIL)

 インドの司法制度において特筆すべき特徴のひとつに、「公益訴訟(Public Interest Litigation/PIL)」がある。頼りない弁護士が巨大な権力に立ち向かう「Jolly LLB」(2013年)や、不当な...

割礼

 割礼は男性割礼と女性割礼に大別されるが、インドで「割礼」といった場合、一般的には男性割礼を指す。さらには、特にイスラーム教徒男性が幼年時代に受ける割礼に限定されることがほとんどだ。ヒンディー語では「ख़तनाカトナー」と...

POCSO法

 不朽の名作「Mughal-e-Azam」(1960年/2004年)の劇中、踊り子のアナールカリーが皇帝を前に毅然と歌い上げる挿入歌「Pyar Kiya To Darna Kya(恋をしたら何を恐れようか)」は、このよう...

ダム・シャレード

 ヒンディー語映画において、家族や友人などが集まったときに、定番ともいえるくらいよく遊ばれる遊びがダム・シャレード(Dumb Charades)である。

ルーミー

 イムティヤーズ・アリー監督の名作「Rockstar」(2011年)の冒頭で、以下のヒンディー語の詩が詠まれる。

ハワーラー

 インド映画には昔から密輸業者が登場し、主人公になったり悪役になったりしてきた。密輸業者は法律で禁止・規制されている品物を秘密裏に輸入したり輸出したりして巨額の利益を得るわけだが、その際の金銭の受け渡しには、「ハワーラー...