パーニープーリー

 インドのユニークな食文化を理解するには実際に食べてみるのが一番だが、次善の策として、食にこだわった映画を観てみるのもひとつの手だ。大半のインド映画では、食に関するシーンはほとんど重視されていないが、一部の映画では、やた...

値段の聞き方

 インドの市場では値段は交渉制であり、値札は付けられていない。欲しい商品があった場合は、店の人に値段を聞く必要がある。野菜や果物の場合はバラ売りではなくキロ売りのことがほとんどで、1キロいくらの値段を答えられる。欲しい重...

ヒールとラーンジャー

 インドで「物語」というと、どうしても二大叙事詩「マハーバーラタ」と「ラーマーヤナ」がツートップになるが、他にも多くの物語が語り継がれ、愛されている。インドとパーキスターンにまたがるパンジャーブ地方も民話の宝庫で、特に悲...

ラーダーとクリシュナ

 「インド神話のスーパーカップル」と呼ばれるラーダーとクリシュナは、インド映画を理解する上でも最重要な存在だ。この二人が映像で、もしくは歌詞や台詞の中で登場する機会は非常に多い。彼らの逸話はインドの全ロマンス映画の下敷き...

ラージプート

 ラージャスターン州はインドでも一番人気の観光地だ。砂漠でのキャメルサファリ、カラフルなターバンやサーリーを着た人々、郷愁を誘う民俗音楽や民俗舞踊など、エキゾチックな魅力が詰まっている。イメージ通りのインドがそこにある。

カシュミール問題

 インドには「カシュミールからカンニャークマーリーまで」という慣用句がある。カシュミールはインド最北端の地域名であり、カンニャークマーリーはインド亜大陸最南端コモリン岬を含む地名である。これら最北端と最南端の地名を並べる...

チャランスパルシュ

 日本人が一般的に思い浮かべるインドの挨拶というと、胸の前で両手の掌を合わせて行う「ナマステー」「ナマスカール」であろう。そのイメージ通り、インドでも普通に使われる挨拶であるが、少々丁寧すぎるため、友人同士など、親しい間...

ख़्वの発音

 ヒンディー語の筆記に使われるデーヴァナーガリー文字は、基本的に書いてある通りに読めばいいので楽だ。世界には、文字を覚えただけでは単語や文が読めないという言語がたくさんある。漢字の特殊な用法が異常に発展している日本語はそ...

飲酒

 ここ最近のヒンディー語映画を観ていると、劇中に登場人物が飲酒や喫煙をするシーンがあると、右下などに「飲酒/喫煙は健康に有害です」という注意書きが表示される。これは映画の検閲を行う中央映画検定局(CBFC)が映画の作り手...

中央と州

 インドというと「ラージャー(王)」「マハーラージャー(大王)」の国というイメージがあるかもしれないが、独立インドにおいて君主制は廃止され、それらの称号や特権も1971年に完全に消滅した。現代のインドは、国民に主権がある...

バングラー

 歌と踊りに彩られたヒンディー語娯楽映画の中でも、一番盛り上がるのがバングラーのダンスナンバーのシーンだ。使われる場面は、結婚式であったり、ディスコであったり、お祭りであったり、様々だが、バングラーはそれ自体が血を沸き立...

留保制度

 留保制度はインドの政治や社会に大きな影響を与えている制度であり、映画の中でも直接的・間接的に触れられることが少なからずある。カースト制度と合わせて理解しておくと、インド映画がよりよく分かる上に、インドの政治・社会を知る...