Dhoom: 3

 ヒンディー語映画は21世紀に入り劇的な変化を遂げて来たが、その中でひとつの新しい傾向として定着したのが、続編の制作である。ハリウッド映画などではヒット映画の続編は既に食傷気味なほどお馴染みの慣習であるが、ヒンディー語映...

What the Fish

 2013年12月13日公開の「What the Fish」は、伝言ゲームを発展させたようなコメディー映画である。題名の「What the Fish」とは、英語の俗語で、驚いたときなどに使う慣用句だ。日本語にすると「なん...

Club 60

 大半のヒンディー語映画は若者が主人公だが、時には老人が主人公の映画も作られることがある。「Baghban」(2003年)や「Cheeni Kum」(2007年)のように、大御所俳優アミターブ・バッチャン主演の最近の映画...

R… Rajkumar

 インド映画にダンスは欠かせず、コレオグラファーが必ずと言っていいほど映画作りに参加している。ダンスの振り付けや指導は、もしかしたら必要とされる才能が映画監督とかぶるのかもしれない。コレオグラファーから監督に転身する例が...

Bullet Raja

 ティグマーンシュ・ドゥーリヤー監督とは「Paan Singh Tomar」(2012年)で一緒に仕事をしたことがあり(大袈裟だが・・・)、ヒンディー語映画監督の中では、なるべく客観性を保ちつつ評価したいと思いつつも、ど...

Singh Saab the Great

 2001年の最大のヒット作の一本となったのが、サニー・デーオール主演の「Gadar: Ek Prem Katha」(2001年)であった。監督のアニル・シャルマーは、以降もサニーと共に「The Hero: Love S...

Gori Tere Pyaar Mein!

 ヒンディー語映画は世の流れに敏感で、その時々の時事問題を巧みにストーリーに織り込んで来る。よって、ヒンディー語映画をフルに楽しもうと思ったら、インドの一般常識をある程度頭に入れておく必要がある。ヒンディー語映画の文脈に...

Goliyon Ki Raasleela Ram-Leela

 21世紀に入ってヒンディー語映画は新時代を迎え、作家性のある監督が増えて来たが、世界観と美意識において、他の追随を許さない、独自の地位を確立しているのが、サンジャイ・リーラー・バンサーリー監督である。「Hum Dil ...

Krrish 3

 21世紀に入り、ヒンディー語映画のジャンルはハリウッド映画を後追いする形で多様化して来たが、その中でも既にジャンルとして完全に確立したと言えるもののひとつがサイエンスフィクション、いわゆるSFである。未来へ行ったり、宇...

That Day After Everyday

 2012年12月にデリーで起こった集団強姦事件(いわゆるニルバヤー事件)は、インドのみならず世界中に衝撃を与えた。元々デリーは「レイプ首都」という不名誉なあだ名で呼ばれており、新聞を開けば毎日必ずどこかで誰かがレイプさ...

Shahid

 21世紀は9/11事件で幕を開けた。戦争が国家間で争われることが減った代わりに、国家はテロと戦わざるをえなくなった。テロに対抗するため、各国は法律や規則を強化したが、その一方で、一般市民は窮屈な生活を余儀なくされ、不便...

Boss

 2013年10月16日公開の「Boss」は、マラヤーラム語のヒット映画「Pokkiri Raja」のヒンディー語リメイクである。