Judwaa 2

 ヒンディー語映画界で「コメディーの帝王」と呼ばれる監督の一人、デーヴィッド・ダワンは、コンスタントに良質のコメディー映画を送り出し続けている。2012年に息子のヴァルン・ダワンが俳優デビューを果たしてからは、彼が主演の...

Haseena Parkar

 ヒンディー語映画がもっとも好んで題材として取り上げている人物は、マハートマー・ガーンディーでもサチン・テーンドゥルカルでもない。ムンバイーのアンダーワールドを牛耳るギャングスター、ダーウード・イブラーヒームである。19...

Newton

 人口13億人のインドは世界最大の民主主義国であり、そこで実施される総選挙は年々規模を増し、世界記録を更新し続けている。あまりに有権者の数が多すぎるため、1日では投票は終了せず、1ヶ月以上に渡って地域ごと順番に投票が行わ...

Bhoomi

 2012年12月にデリーで発生した集団強姦事件は、インドにおいて強姦に対する危機意識を高め、強姦関連の法整備が急ピッチで進むことになった。また、6人いた犯人の内、1人は獄死し、4人には死刑が執行された。だが、残りの1人...

Simran

 米国で、武器を持たずに銀行強盗をし、3回成功させたインド人女性がいる。サンディープ・カウルという名前で、チャンディーガル生まれ。7歳の頃、米国に移住し、看護婦として働いていた。21歳の頃にギャンブルにはまり、闇金融から...

Lucknow Central

 2017年9月15日公開のヒンディー語映画「Lucknow Central」は、いわゆる脱獄モノの映画に分類されるだろう。だが、音楽映画としての風味もミックスされており、ユニークな映画となっている。

B.A. Pass 2

 かつて「B.A. Pass」(2012年)というエロティックなスリラー映画があった。一般的な娯楽映画の作りではなく、ダークなリアリスティック映画で、「ネオノワール」とも呼ばれている。題名の上ではその続編となる「B.A....

Daddy

 ヒンディー語映画の大きな着想源のひとつにムンバイーのアンダーワールドがある。ムンバイーがまだボンベイと呼ばれていた頃から、この商都のアンダーワールドには数々のギャングが跋扈し、栄枯盛衰を繰り返して来た。ギャングたちは映...

Pahuna (Nepali)

 ネパーリー語というとどうしてもネパールが思い浮かぶが、インドにもネパール人は住んでおり、ネパール語を話す人々が住んでいる。「Pahuna」はネパーリー語映画だが、インドで作られており、女優プリヤンカー・チョープラーがプ...

The Hungry

 シェークスピア劇を翻案したヒンディー語映画はいくつかあり、特にヴィシャール・バールドワージ監督のシェークスピア三部作――「Maqbool」(2004年)、「Omkara」(2006年)、「Haider」(2014年)―...

Baadshaho

 「エマージェンシー(非常事態宣言)」は、インドで特別な響きを持つ言葉だ。選挙で敗北したインディラー・ガーンディー首相が、権力の座に居座るために憲法の非常事態宣言条文を濫用する形で1975年に発令し、1977年まで続いた...

Shubh Mangal Saavdhan

 男優アーユシュマーン・クラーナーの出世作に、「Vicky Donor」(2012年)という映画があった。主人公の男性ヴィッキーがバイトのために精子ドナーになるコメディー映画である。ヒンディー語映画界では、スクリーンの内...