Raavan
6月中旬から日本に一時帰国していた。その間公開された新作ヒンディー語映画の中でもっとも重要な作品が2010年6月16日公開のマニ・ラトナム監督「Raavan」であった。
プラカーシュ・ジャー監督の最新作「Raajneeti(政治)」が本日(2010年6月4日)より公開された。プラカーシュ・ジャー監督と言えば、「Gangaajal」(2003年)や「Apaharan」(2005年)などの...
10日間に渡る山間部のツーリングから帰って来て、デリーの暑さにまいっていたため、冷房の効いた場所へ逃げようと映画「Kites」を観に行った。2010年5月21日公開の新作ヒンディー語映画であり、今年の期待作の一本である...
2010年5月14日公開の「Bumm Bumm Bole」は、イランのマジード・マジーディー監督「運動靴と赤い金魚」(1997年)のヒンディー語リメイクである。アッサム州を舞台にしている。
海外を拠点とするインド人女性映画監督は現在主に3人いる。ニューヨーク在住のミーラー・ナーイル、カナダ在住のディーパー・メヘター、ロンドン在住のグリンダル・チャッダーである。あまり好き嫌いで映画監督を評価していないが、今...
しばらく大作の公開が控えられていたヒンディー語映画界だが、先週から堰を切ったように期待作・話題作の公開が続いている。2010年5月7日の週の目玉は、ヤシュラージ・フィルムスの「Badmaash Company」。監督は...
2010年4月25日にインディアン・プレミアリーグ(IPL)決勝戦が行われ、3月12日からおよそ1ヶ月半続いたIPLシーズンが終わった。IPL中はインド中がクリケット一色になってしまうため、映画界もリスクを避けてこの期...
留学であろうと仕事であろうと、インドに住み始めて最初に直面する共通の難関は、滞在中ずっとホテル暮らしという贅沢かつ味気ない選択肢を選ばない限り、間違いなく家探しである。日本とは勝手が違いすぎるため、あらゆる段階で苦労す...
現在インドの商都として知られるムンバイー(旧名ボンベイ)であるが、ムンバイーの発展を100年以上の長期間に渡って支えて来たのが繊維産業であった。19世紀後半よりムンバイーには繊維工場が相次いで建設され、多くの労働者が工...
ラーム・ゴーパール・ヴァルマー監督は、ヒンディー語映画界においてホラー映画というジャンルの草分け的存在であると同時に、コンスタントに様々な形のホラー映画を作り続けて来ており、このジャンルの発展にも寄与している。だが、彼...
青春時代は人生の中でもっとも美しい時期であり、その大きな舞台となるのは学校である。学校は誰もが思い入れのある場であり、それ故に物語の舞台として活用しやすい。ヒンディー語映画界でも一部または全体で学校を舞台とした印象的な...
インド人作家クナール・バスの短編小説に「The Japanese Wife」(2008年)がある。この小説を著名な女流映画監督アパルナー・セーンが映画化することになった。2008年の時点で既に映画はほぼ完成しており、年...