インドが「世界一の映画大国」から陥落?
カンヌ映画祭併設の映画マーケット「Marché du Film」で頒布される世界映画市場トレンドレポート「FOCUS」は、世界におけるインド映画の立ち位置を確認するために有用な情報源である。近年は欧州評議会の欧州視聴覚...
カンヌ映画祭併設の映画マーケット「Marché du Film」で頒布される世界映画市場トレンドレポート「FOCUS」は、世界におけるインド映画の立ち位置を確認するために有用な情報源である。近年は欧州評議会の欧州視聴覚...
英語の文法を習う際、最後の方に仮定法というものを習う。直説法の対義語になり、仮定法過去、仮定法過去完了、仮定法現在などに細分化される。仮定法過去は現在の事実とは異なる願望や空想などを述べる文型であり、「~だったら~なの...
2024年5月31日からJioCinemaで配信開始された「Dedh Bigha Zameen」は、土地の違法占拠を巡る一般庶民と政治家の間のトラブルを描いたドラマ映画である。題名の意味は「1.5ビーガーの土地」という...
クリケットの世界で「マーヒー」といえば、2007年から2017年までインド代表チームのキャプテンを務めたマヘーンドラ・スィン・ドーニー選手のことだ。しかしながら、2024年5月31日公開のクリケット映画「Mr. &am...
2024年5月31日公開の「Savi」は、いわゆる脱獄モノのスリラー映画である。ユニークなのは、刑務所の虜囚ではなく、その妻が囚われた夫の脱獄を画策する点である。題名は主人公の名前だが、これは本名サーヴィトリーの省略で...
「Chhota Bheem(小さなビーム)」はインドが誇る人気TVアニメである。架空の王国ドーラクプルに住む9歳の少年ビームを主人公にしたコメディータッチの冒険アニメであり、2008年から続いている。今までアニメ映画化...
2024年5月24日公開の「Bhaiyya Ji(兄貴)」は、「Sirf Ek Bandaa Kaafi Hai」(2023年)をヒットさせたアプールヴ・スィン・カールキー監督とマノージ・バージペーイーが再びコンビを組...
「All We Imagine As Light」は、現在インドでもっとも注目を浴びている映画監督、パーヤル・カパーリヤーの最新作である。カパーリヤー監督はこの作品でカンヌ映画祭のグランプリを受賞し一躍時の人となった。...
インドの映画監督は社会を変えるために映画を作っている、そのためには広範な観客に作品を観てもらう必要があり、それゆえに大衆娯楽映画という手段が採られている、というのが持論である。歌と踊りで彩られたインドの娯楽映画を表面だ...
特に欧米に流布しているインドのステレオタイプに「蛇使いの国(The Land of Snake Charmers)」がある。現在では動物愛護の観点から巷で蛇使いを目にする機会は減ったが、一昔前のインドの観光地には確かに...
2024年5月10日公開の「Srikanth」は、盲目の実業家シュリーカーント・ボーラーの伝記映画である。1991年にアーンドラ・プラデーシュ州で生まれたシュリーカーントは生まれつき目が見えなかったが聡明な子供で、マサ...
サンジャイ・リーラー・バンサーリー監督はヒンディー語映画界のトップヒットメーカーである。独特の審美眼を持った彼が作品を発表するたびに業界の美的レベルが引き上げられてきたことで知られる。彼の監督作は日本でも積極的に公開さ...