Tara vs Bilal

 2022年10月28日公開の「Tara vs Bilal」は、英国を舞台にしたNRI(在外インド人)主体の映画で、結婚の偽装を主題にした、典型的なマルチプレックス映画である。台詞にも英語が多用されており、ヒングリッシュ...

値段の聞き方

 インドの市場では値段は交渉制であり、値札は付けられていない。欲しい商品があった場合は、店の人に値段を聞く必要がある。野菜や果物の場合はバラ売りではなくキロ売りのことがほとんどで、1キロいくらの値段を答えられる。欲しい重...

Thank God

 毎年10月~11月に祝われるディーワーリー祭はヒンドゥー教最大の祭礼のひとつだ。しかも富の女神ラクシュミーに関する祭りであり、インド人の経済活動がもっとも活発になる時期でもある。利益を最大化するため、ディーワーリー祭に...

Ram Setu

 インド南部タミル・ナードゥ州とスリランカの間には、「アダムス・ブリッジ(アダムの橋)」または「ラーム・セートゥ(ラーマの橋)」と呼ばれる細い浅瀬が連なっている。スリランカといえば、「ラーマーヤナ」の中で羅刹王ラーヴァナ...

Ammu (Telugu)

 2022年10月19日からAmazon Prime Videoで配信開始されたテルグ語映画「Ammu」は、家庭内暴力を主題とした映画である。タミル語、マラヤーラム語、カンナダ語、そしてヒンディー語の吹替版も同時にリリー...

Faraaz

 ヒンディー語映画界には、過去に起こったテロ事件を実行犯の立場から描いた作品群が存在する。1993年に起きたボンベイ連続爆弾テロ事件を題材にした「Black Friday」(2007年)や2008年のムンバイー同時多発テ...

Doctor G

 2022年10月14日公開の「Doctor G」は、ひょんなことから産婦人科の研修医になった男性の映画である。男女をはっきりと区別する傾向が強いインド社会では、女性のプライベートパートを見たり触れたりすることになる産婦...

Jaggu Ki Lalten

 2022年10月14日公開の「Jaggu Ki Lalten(ジャッグーのランタン)」は、日本の昔話に似た教訓めいたストーリーの低予算映画である。

Code Name: Tiranga

 ヒンディー語映画界では一昔前まで女性が主人公の映画はほとんどなかったが、2010年代くらいからそのような映画が目立ち始めた。しかも、ただ女性が主人公であるだけでなく、警官、軍人、スパイなど、今まで男性主体と思われていた...

23年振りの映画館開館

 2020年から始まった新型コロナウイルスによる世界的な大流行により、インドでも様々な産業が悪影響を受けたが、その中でも映画産業は最悪の部類に入るだろう。断続的なロックダウンによって映画館が封鎖された時期が続き、人々の映...

ヒールとラーンジャー

 インドで「物語」というと、どうしても二大叙事詩「マハーバーラタ」と「ラーマーヤナ」がツートップになるが、他にも多くの物語が語り継がれ、愛されている。インドとパーキスターンにまたがるパンジャーブ地方も民話の宝庫で、特に悲...

Goodbye

 ヒンディー語映画界において、結婚式の一部始終を追うスタイルの映画は人気で、「Hum Aapke Hain Koun..!」(1994年)など、数々の作品が作られてきた。今でもその種の映画は作られ続け、新たな可能性が開拓...