Aarakshan

 時々、「インドでは憲法上カースト制度は禁止されている」とされることが多いが、それは誤りである。インド憲法第3部(第15-16条)「宗教、人種、カースト、性別、出身地に基づく差別の禁止」においてカースト差別が禁じられてい...

Ramayana: The Epic

 インドの二大叙事詩のひとつに数えられ、現在でもインド人に絶大な人気を誇る説話「ラーマーヤナ」は、今まで何度かアニメ化されて来た。初のアニメ「ラーマーヤナ」は日本のNHKとの合作で、日本では「ラーマーヤナ:ラーマ王子伝説...

Raajneeti

 プラカーシュ・ジャー監督の最新作「Raajneeti(政治)」が本日(2010年6月4日)より公開された。プラカーシュ・ジャー監督と言えば、「Gangaajal」(2003年)や「Apaharan」(2005年)などの...

Jail

 リアリズム娯楽映画の旗手として一目置かれているマドゥル・バンダールカル監督の最新作が2009年11月6日に公開された。前作「Fashion」(2008年)でファッション業界の暗部を取り上げたバンダールカル監督であったが...

Acid Factory

 サンジャイ・グプターと言えば、ハードボイルドで男臭い映画を作ることで定評のある監督である。特にサンジャイ・ダットがお気に入りで、彼の渋い魅力を絞り出すことだけを目的にしたような映画が多い。2009年10月9日より公開さ...

Jugaad

 数年前からデリー市民を恐怖のどん底に陥れているのが、デリー市局(MCD)によるシーリングとデモリッションである。シーリングとは違法建築を封鎖してしまうことで、デモリッションは違法建築を破壊してしまうことだ。デリーの都市...

Money Hai Toh Honey Hai

 2008年7月25日から2本の新作ヒンディー語映画が公開された。アクション映画「Mission Istanbul」とコメディー映画「Money Hai Toh Honey Hai」である。今日はコメディーを観たい気分で...

Dus Kahaniyaan

 「Darna Mana Hai」(2003年)以降、ヒンディー語映画界では数本の小話を1本にまとめたオムニバス形式の映画が作られるようになった。そのような映画で大成功を収めたものは今のところないのだが、しぶとく作られ続...

1971

 「1971」は、2007年3月9日公開のヒンディー語映画だ。インドで「1971」といえば、1971年の第三次印パ戦争を指す。東パーキスターンの独立運動に端を発したこの戦争はインドの完全勝利に終わり、結果としてバングラデ...

Bewafaa

 最近忙しくて映画を観る暇がなかったが、今日は何とか時間を見つけて、2005年2月25日公開の最新ヒンディー語映画「Bewafaa」を観にPVRプリヤーへ行った。「Bewafaa」とは意訳すれば「裏切り」という意味である...

Veer-Zaara

 ヤシュ・チョープラー。ロマンスの帝王と呼ばれ、「Kuch Kuch Hota Hai」(1998年)のカラン・ジョーハル監督をはじめ、若い世代の才能ある映画監督からも最大限の賛辞を送られる、ヒンディー語映画界最高峰のフ...

LOC Kargil

 アハマダーバードのアーシュラム・ロードにあるシネマ・コンプレックス、シティ・ゴールドで、2003年12月25日に封切られた「LOC Kargil」を観た。シティ・ゴールドのチケットは100ルピー。5スクリーンの大規模な...