Ray

 「Pather Panchali」(1955年/邦題:大地のうた)で有名なサティヤジト・ラーイ(サタジット・レイ)は、アジアにおいて黒澤明と並び称される映画監督とされ、日本の映画愛好家たちからも一目置かれた存在だ。日本...

Silence… Can You Hear It?

 2021年3月26日からZee5で配信開始されたヒンディー語映画「Silence… Can You Hear It?」は、一人の女性の殺人事件を巡る犯罪サスペンスである。監督はアバーン・バルチャー・デーオハ...

Suraj Pe Mangal Bhari

 時代劇映画というと、中世や近世を時代背景とした映画を思い浮かべるが、とうとう1990年代も時代劇の対象となってしまった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う映画館閉鎖明けの2020年11月15日に劇場一般公開(定員50%)...

Sonchiriya

 2000年代のヒンディー語映画界には、ラーケーシュ・オームプラカーシュ・メヘラー監督、アヌラーグ・カシヤプ監督、ヴィシャール・バールドワージ監督、ディバーカル・バナルジー監督のような、強烈な作家性を持った若い監督たちが...

Satyameva Jayate

 2011年に社会活動家アンナー・ハザーレーによってインド全国に飛び火した汚職撲滅運動は映画界にも多大な影響を与え、2010年代は汚職を題材にした映画や、汚職を撲滅しようとするヒーローが活躍する映画が目立つようになった。...

Baaghi 2

 2016年に公開されたヒンディー語アクション映画「Baaghi」は、カラリパヤットゥを主題にしたマーシャルアーツ映画であり、主演タイガー・シュロフの鮮やかな身のこなしが見所の爽やかな娯楽活劇であった。興行的にもスマッシ...

Aiyaary

 2018年10月6日(土)からインディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)が開幕した。この映画祭には発足時から主に字幕翻訳者として関わっており、今年は「Aiyaary」の字幕を担当した。字幕を翻訳する際...

Sarkar 3

 アヌラーグ・カシヤプ監督が登場するまで、ヒンディー語映画界の風雲児と言えばラーム・ゴーパール・ヴァルマー監督であった。「インドのクエンティン・タランティーノ」と呼ばれていた彼が矢継ぎ早に送り出す作品の数々からは、ヒンデ...

Naam Shabana

 2008年のムンバイー同時多発テロを受けて結成された架空の対テロ部隊Babyの最後のミッションを追ったスパイ映画「Baby」(2015年)は興行的にも批評家的にも成功した映画であった。ヒット映画の続編が作られる習慣はヒ...

Budhia Singh: Born to Run

 今までヒンディー語映画界では、実在の陸上競技選手の伝記映画がいくつか作られて来た。代表的なのは、陸上競技選手から盗賊になったパーン・スィン・トーマルの伝記映画「Paan Singh Tomar」(2012年)と、アジア...

Aligarh

 インドでは同性愛は犯罪である。英領インド時代の1860年に制定されたインド刑法(IPC)第377条において、「自然に反する性交渉」は10年以下の懲役または罰金と規定されている。この「自然に反する性交渉」とは、オーラルセ...

Tevar

 昔からヒンディー語映画界は南インド映画のリメイクをして来たが、現在のリメイク氾濫のきっかけはアーミル・カーン主演「Ghajini」(2008年)やサルマーン・カーン主演「Wanted」(2009年)辺りだった。これら以...