We Are Family

 今年の話題作の一本、カラン・ジョーハル制作「We Are Family」が本日(2010年9月3日)より公開となった。元々9月10日公開予定だったのだが、サルマーン・カーン主演の話題作「Dabangg」も同日公開だった...

Milenge Milenge

 インド映画産業においても、映画というのは企画からキャスティング、ロケ地選定、音楽録音、撮影、編集、検閲、そして公開まで、様々なステップを経て作られる複雑な創作物であり、その過程のどこかで何らかの障害が生じた場合、公開ま...

3 Idiots

 ヒンディー語映画界の中で、その徹底した完璧主義から、「ミスター・パーフェクト」と一目置かれる俳優アーミル・カーンは、ここのところ1年1作のペースを堅実に守っており、しかも出演作が年末に公開されることが恒例となって来てい...

Kurbaan

 今年6月に公開されてヒットとなったヒンディー語映画「New York」(2009年)は、ニューヨークを舞台としたイスラーム教徒テロリストの物語であった。「New York」公開時から、ヒンディー語映画界の重鎮カラン・ジ...

Main Aurr Mrs Khanna

 ディーワーリー週の2009年10月16日に公開された3作のヒンディー語映画の中で、もっとも目立っていないのが「Main Aurr Mrs Khanna」である。サルマーン・カーンが主演、ヒロインはカリーナー・カプールと...

Kambakkht Ishq

 近年、低迷期に入っているハリウッドがアジア市場に猛烈なアピールをしている。日本のアニメが原作のハリウッド映画がいくつか作られていることからも明らかである。インドでも、ハリウッド資本のヒンディー語映画が作られるようになっ...

Billu

 ヒンディー語映画界では、話題作公開直前のゴタゴタはもはや日常茶飯事となっている。昨年だけでも、「Jodhaa Akbar」(2008年)にラージプート・コミュニティーが、「Krazzy 4」(2008年)に作詞家ラーム...

Luck by Chance

 ヒンディー語映画界では、映画産業の様々な側面を題材にした映画がコンスタントに作られている。「Om Shanti Om」(2007年)や「Khoya Khoya Chand」(2007年)は過去や現在のヒンディー語映画界...

Golmaal Returns

 長らくインドに住み、インド映画を見続けて来ているので、感性がかなりインド人に近付いたと我ながら思う。大体僕が面白いと思う映画はインド人にも受けるし、インド人に受けた映画は僕にも面白く感じられるのが常である。だが、まだ完...

Roadside Romeo

 2007年からハリウッドのプロダクションがインド映画に出資する新たな潮流が生まれている。ソニー・ピクチャーズの「Saawariya」(2007年)、ワーナー・ブラザーズの「Saas Bahu aur Sensex」(2...

Tashan

 2006年あたりからインド最大の映画コングロマリット、ヤシュラージ・フィルムスと、これまたインド最大のマルチプレックス・チェーン、PVRの仲が悪く、前者の作った映画が後者の映画館で上映されない事態が何度かあった。最近し...

Halla Bol

 映画が娯楽の王様の地位を堅守しているインドでは、ときに映画が社会を動かすことがある。2007年の代表作「Rang De Basanti」と「Lage Raho Munna Bhai」が全インド的な社会運動を巻き起こした...