Jayeshbhai Jordaar

 女児堕胎はインド社会の大きな問題だ。家系の存続や持参金の問題などからインドでは男児が尊重され、技術の発達によって胎児の性別検査が可能になったことから、胎児が女児であることが分かると堕胎する悪習が横行するようになった。イ...

Runway 34

 近年、ヒンディー語映画界では、おそらく偶然であろうが、航空分野に関する映画の製作が相次いでいる。しかも実話をもとにしたストーリーであることが多い。その種の映画としては、「Neerja」(2016年)、「Airlift」...

83

 今でこそインドで一番人気のスポーツはクリケットだが、実は最初からそうではなかった。インドを代表するスポーツは英領時代から独立後まで長らくホッケーであり、インド代表は国際試合の常勝国だった。血を分けた兄弟国であるパーキス...

Maska

 ムンバイー特産の有名な軽食にバン・マスカーがある。簡単に言ってしまえばフワフワのバタークリームパンで、これをチャーイに浸しながら食べるのがムンバイー住民のソウルフードである。19世紀末から20世紀初頭にイランからインド...

Yeh Ballet

 ダンスはインド映画の心であり、ダンスを主題にしたインド映画は多い。「Dance Like A Man」(2004年)、「Naach」(2014年)、「Aaja Nachle」(2007年)、「Lafangey Pari...

Drive

 2004年に公開された「Dhoom」は、スーパーバイクに乗った窃盗団が主人公のアクション映画で、インドにバイクブームを巻き起こした。「Dhoom」シリーズは第3作まで作られており、回を重ねるごとにテーマは変わって行った...

Made in China

 隣り合う二大国であるインドと中国は国境紛争を抱えており、1962年には戦争もしている。また、中国は、インドと犬猿の仲であるパーキスターンの全天候型パートナーでもある。そんなこともあって二国間関係は必ずしも良好ではないが...

Sanju

 日本で劇場一般公開されたインド映画の中で、品質と興行成績の2点においてもっともバランスよく高評価を得たのは、「3 Idiots」(2009年/邦題:きっと、うまくいく)であろう。この作品はインド映画の最高峰のひとつであ...

Parmanu: The Story of Pokhran

 インドは、第2次世界大戦中に原子爆弾を落とされた日本に対し非常に同情的な国である。毎年8月になると、国会では広島と長崎の犠牲者のために黙祷が捧げられる。その一方で、インドは核保有国である。中国やパーキスターンと対峙する...

Force 2

 20世紀のヒンディー語映画には題名に「~2」と付く続編映画が存在しなかったのだが、21世紀に入り、ハリウッド映画の強い影響を受けるようになって、その慣行が定着した。ただ、インドならではの現象と言っていいだろうが、「~2...

The Legend of Michael Mishra

 マニーシュ・ジャー監督は「Matrubhoomi」(2003年)や「Anwar」(2007年)といったシリアスな映画で知られるのだが、2016年8月5日公開の「The Legend of Michael Mishra」...

Housefull 3

 しばしば、「脳みそを家に置いて楽しむべし」とされるインド映画の中でも、コメディー映画は特に脳みそ空っぽで楽しむべきジャンルだと一般に考えられる。だが、(日本の状況はさておき)コメディアンというのは最も知性を必要とする職...