Sanak

 2021年10月15日からDisney+ Hotstarで配信開始されたヒンディー語映画「Sanak(狂気)」は、病院を舞台にした、26/11ムンバイー同時多発テロ型のテロの物語である。また、テロリスト襲撃時にたまたま...

Rashmi Rocket

 2001年の「Lagaan」以降、ヒンディー語映画界ではスポーツがジャンルとして確立し、クリケットのみならず、多くの競技が映画の題材になって来た。その中でも陸上競技は意外によく映画化されているジャンルで、今まで「Paa...

ヴラト

 インド人独特の行動のひとつに「ヴラト(व्रत)」がある。映画の中でも、登場人物がヴラトを行っている姿を目にすることが多い。  ヴラトは「誓戒」などと訳されるべき言葉であるが、それだけだとよく分からないだろう。大修館の...

プロモソングは本編にも必須?

 2021年9月20日にインドの最高裁判所が興味深い判決を出した。ヒンディー語映画界最大のコングロマリット、ヤシュラージ・フィルムス(YRF)に対し、同社が製作した映画「Fan」(2016年)の観客に15,000ルピーの...

Shiddat

 世界で難民の密入国問題が取り沙汰されるようになって久しい。難民となってヨーロッパ諸国に流入する人々は、アフリカ、シリア、イラク、アフガーニスターンなどが多いイメージだ。その中に果たしてインド人がどのくらい含まれているの...

420

 ヒンディー語映画の題名や台詞の中に時々「420」という数字が出て来る。ヒンディー語では「チャール・サォー・ビース」と読む。「チャール(चार)」が「4」、「サォー(सौ)」が「100」、「ビース(बीस)」が「20」で...

Ankahi Kahaniya

 ヒンディー語映画界でオムニバス形式の映画が作られるようになったのは、ラーム・ゴーパール・ヴァルマー監督のホラー映画「Darna Mana Hai」(2003年)辺りからであっただろうか。単に短編映画の寄せ集めのような映...

Annabelle Rathore

 2010年代に台頭した女優の一人にタープスィー・パンヌーがいる。ヒンディー語映画デビューは2013年で、「Baby」(2015年)、「Pink」(2016年)、「Manmarziyaan」(2018年)、「Thappa...

持参金

 インドでは一般的に、婚姻時に花嫁側の家族から花婿側の家族に持参金が支払われる習慣になっている。ヒンディー語では「दहेजダヘージ」、英語では「dowryダウリー」という。持参金の内容は、現金であることもあれば、貴金属や...

Thalaivii

 インドの政界には強烈な政治家が多いが、タミル・ナードゥ州の州首相を6回務めたジャヤラリターは、地方の政界に君臨した女傑の一人と言っていいだろう。州首相在任中の2016年9月以降に公共の場から姿を消し、健康状態の悪化が報...

Bhoot Police

 「Raaz」(2002年)から始まったヒンディー語ホラー映画の潮流は、2010年代に入り、ホラーとコメディーの融合が模索されたことで、新たな展開を迎えた。ホラーというジャンルをインド映画風に料理しようと思った際、インド...

Kya Meri Sonam Gupta Bewafa Hai?

 2021年9月10日からZee5で「Kya Meri Sonam Gupta Bewafa Hai?(僕のソーナム・グプターは不誠実なのか?)」という変わったタイトルの映画が配信開始された。監督は新人サウラブ・ティヤー...