Gour Hari Dastaan

 英領インド時代にインド独立のために戦ったフリーダムファイターたちの伝記映画は数多く作られているが、2015年8月14日公開の「Gour Hari Dastaan(ゴウル・ハリ・ダースの物語)」は、インド独立後に「フリー...

Kaagaz Ke Fools

 ヴィナイ・パータクはブラックコメディー映画「Bheja Fry」(2007年)でブレイクした男優であり、この映画で演じたような、天然ボケの善人役をよく演じることになった。「Dasvidaniya」(2008年)や「Ch...

Badlapur

 ヒンディー語に「バドラー(बदला)」という単語がある。大修館の「ヒンディー語=日本語辞典」によると、この単語には7つの意味がある:①変えること ②交換 ③賠償 ④返し ⑤報復 ⑥報い ⑦返礼。「~の見返りに」という意...

Midnight’s Children (Canada)

 ディーパー・メヘター監督と言えば「Fire」(1996年)、「Earth」(1998年)、「Water」(2005年)の3部作で有名な、カナダ在住のインド系女性映画監督である。インドのタブーに問答無用で切り込むような作...

Maximum

 ムンバイーが「マキシマムシティー」の異名を持つようになったのは、スケートゥ・メヘター著のノンフィクション「Maximum City: Bombay Lost and Found」(2004年)からであっただろうか。ラー...

Pappu Can’t Dance Saala

 「Jaane Tu… Ya Jaane Na」(2008年)という映画に「Pappu Can’t Dance Saala」というノリノリのダンスナンバーがあったが、2011年12月16日公開のヒ...

Tere Mere Phere

 2011年9月30日公開の「Tere Mere Phere(君と僕の結婚式)」は、恋愛結婚をしながらもハネムーン早々ケンカばかりしているカップルの物語だ。

Bheja Fry 2

 大予算型映画が期待通りの興行収入を得られない中、優れた脚本と演技に支えられた低予算映画が健闘し大きな利益を上げるという現象がここ数年続き、ニッチな客層をターゲットにした低予算型映画に、芸術的な観点からもビジネス的な観点...

Chalo Dilli

 一種の流行であろうか、ヒンディー語映画界では、映画スターの妻が映画を監督・プロデュースすることが目立って来ている。シャールク・カーンの妻ガウリー・カーン、アクシャイ・クマールの妻トゥインクル・カンナー、アーミル・カーン...

The Film Emotional Atyachar

 インドが世界に誇る音楽家ARレヘマーンが作曲した、「Slumdog Millionaire」(2008年)の挿入歌「Jai Ho」が世界を席巻しているとき、インドでは新進気鋭の音楽家アミト・トリヴェーディー作曲の、ヒン...

Antardwand

 2010年8月27日に少なくとも6本の新作ヒンディー語映画が公開された。その内の2本は既に観たが、あと1本気になる作品があった。2009年インド映画賞の社会映画部門最優秀作品賞を受賞した「Antardwand」である。...

My Name Is Khan

 1998年に「Kuch Kuch Hota Hai」で映画監督デビューして以来、カラン・ジョーハルは常にヒンディー語娯楽映画の代表であり、業界のご意見番であり、話題の中心だった。彼の監督作品を改めて振り返ってみると、ま...