Coolie No.1 (2020)

 ヒンディー語映画界で「コメディーの帝王」の名を恣にする監督の一人デーヴィッド・ダワンは、1990年代から2000年代にかけて、毎年のように映画を作り、多くのヒット作を飛ばして来た。2010年代に入り、かつてほどのペース...

Street Dancer 3D

 インド映画というと「歌って踊って」というイメージが強いが、本当に歌って踊ってばかりの映画というのは実は珍しい。必ずストーリーがあって、そこに歌と踊りが混ぜ込まれる。だが、振付師出身レモ・デスーザ監督の「ABCD」シリー...

Kalank

 1990年代、「Saajan」(1991年)や「Khal Nayak」(1993年)など多数の共演作があるサンジャイ・ダットとマードゥリー・ディークシトが恋仲にあったのは公然の秘密であった。だが、1993年のボンベイ連...

Sui Dhaaga

 21世紀に入り、インドは高度経済成長期を迎え、中産階級が財力を蓄えて行った。しかしながら、元々インドでは大きかった貧富の格差がさらに拡大し、貧困層は母国にいながら疎外感を味わうようになって行った。社会情勢に敏感なヒンデ...

October

 ヴァルン・ダワンは、「Student of the Year」(2012年)でのデビュー以来、ヒンディー語映画界を牽引する若手男優として多くの作品に出演して来ているが、コメディー映画の名手である父親ヴァルン・ダワン監督...

Judwaa 2

 ヒンディー語映画界で「コメディーの帝王」と呼ばれる監督の一人、デーヴィッド・ダワンは、コンスタントに良質のコメディー映画を送り出し続けている。2012年に息子のヴァルン・ダワンが俳優デビューを果たしてからは、彼が主演の...

Badrinath Ki Dulhania

 インド映画の基本はロマンスであり、ロマンス映画の自然な帰結は結婚となる。よって、最後に用意された結婚式シーンに向けて紆余曲折を経ながら進むタイプのロマンス映画はインドに数多くある。時々、インド映画は似たような筋書きの物...

Dilwale

 ローヒト・シェッティーと言えば、ヒンディー語映画界において数々のヒット作を送り出して来たヒットメーカーである。アクション映画とコメディー映画が持ち味で、どちらかと言えば細かいことを無視した大味な作品を作る映画監督だ。メ...

ABCD 2

 2013年、11年7ヶ月に及ぶインド留学生活を終える前、最後に観たインド映画が「ABCD: Any Body Can Dance」であった。インド初の3Dダンス映画を銘打ったヒンディー語映画で、ダンスの挿入が減った昨今...

Badlapur

 ヒンディー語に「バドラー(बदला)」という単語がある。大修館の「ヒンディー語=日本語辞典」によると、この単語には7つの意味がある:①変えること ②交換 ③賠償 ④返し ⑤報復 ⑥報い ⑦返礼。「~の見返りに」という意...

Humpty Sharma Ki Dulhania

 カラン・ジョーハル監督の「Student of the Year」(2012年)は、日本でも劇場一般公開された作品であるが、映画としての質は、ジョーハル監督の過去の作品と比べて、必ずしも最高傑作とは評価しづらかった。し...

Main Tera Hero

 今後「SOTY世代」という言葉ができてもおかしくない。日本でも公開された「Student of the Year」(2012年)は、大御所監督カラン・ジョーハルが久々にメガホンを取った割には凡庸な学園恋愛映画だった。し...