Angrezi Mein Kehte Hain…

 2017年12月15日にニューヨークの南アジア国際映画祭でプレミア上映され、インドでは2018年5月18日に公開されたヒンディー語映画「Angrezi Mein Kehte Hain…(英語で言うと・・・)...

Fukrey Returns

 2017年12月8日公開の「Fukrey Returns」は、題名が示すとおり、ヒットしたコメディー映画「Fukrey」(2013年)の続編である。ヒンディー語映画界にシリーズ物の映画は多いが、実は名実共に続編と言える...

Julie 2

 「Julie」(2004年)は、ヒンディー語映画界で俗に「スキンショー」と呼ばれた映画が流行した時代に作られた。スキンショーとは女優の肌見せや濡れ場が多いセクシー系映画のことであり、その発端はビパーシャー・バス主演の「...

Newton

 人口13億人のインドは世界最大の民主主義国であり、そこで実施される総選挙は年々規模を増し、世界記録を更新し続けている。あまりに有権者の数が多すぎるため、1日では投票は終了せず、1ヶ月以上に渡って地域ごと順番に投票が行わ...

Bareilly Ki Barfi

 ヒンディー語映画の製作拠点はマハーラーシュトラ州ムンバイーだが、ヒンディー語の本拠地はウッタル・プラデーシュ州などの北インドである。このねじれが、ヒンディー語映画にもねじれをもたらしていた。例えば、ヒンディー語映画はム...

Gurgaon

 デリーに隣接する都市グルガーオンは、ハリヤーナー州に属するものの、デリーを中心とする首都圏を形成し、近年のデリー発展の担い手となって来た。デリーのベッドタウンというよりも、デリーを補完する新しい都心として急速に開発され...

Munna Michael

 リティク・ローシャンの登場以降、ヒンディー語映画界でスターを目指す男優たちにとって踊りは必須のスキルとなった。それ以前もダンスで人気を博す男優はいたのだが、ダンスができないと男優になれないという訳でもなかった。だが、ず...

Anaarkali of Aarah

 スワラー・バースカルは「Raanjhanaa」(2013年)のビンディヤーや「Prem Ratan Dhan Payo」(2015年/邦題:プレーム兄貴、王になる)のチャンドリカーなど、個性的な脇役女優として知られてい...

Coffee with D

 2017年1月20日公開の「Coffee with D」は、かつて「ボンベイ」と呼ばれていた頃のムンバイーのアンダーワールドを支配し、1993年のボンベイ連続爆破テロの首謀者とされるダーウード・イブラーヒームに野心的な...

Mango Dreams (USA)

 三輪タクシーのオートリクシャーはインドの街に欠かせない市内交通手段だ。多くの外国人旅行者にとってもオートリクシャーはインド旅行の忘れられない思い出の一部になりがちだ。いい思い出も悪い思い出も含めて、であるが、何にしろオ...

Nil Battey Sannata

 ヒンディー語映画の2010年代は女性の10年代だが、それは女性が主人公の映画が増えたことだけを意味しない。女性同士の関係についても多様なアプローチがなされ、典型的な母娘や嫁姑に留まらない、よりリアリスティックな関係がス...

Global Baba

 インド刑法(IPC)第295条は宗教感情を傷付ける行為を禁止している。そうでなくともインドでは宗教は非常にセンシティブなトピックで、特定の宗教もしくは宗教全般を揶揄するような内容の映画は作りにくい。それでも、宗教をも聖...