My Friend Pinto

 最近、1週間に何本もの新作ヒンディー語映画が公開されている。しかもどれも決定的な話題作ではないことが多く、取捨選択が難しい。こういうときに僕が指標としているのは、どの映画がどれだけの上映回数を得ているかである。映画が一...

Stanley Ka Dabba

 ヒンディー語映画界をリードする人気スターの一人アーミル・カーンの監督デビュー作「Taare Zameen Par」(2007年)で、脚本に加えてクリエイティヴ・ディレクターなる肩書きを務めたのがアモール・グプテーという...

Hisss

 インド神話には数々の空想上の生き物が登場するが、インド映画がもっとも好んで取り上げてきた化け物は蛇女かもしれない。インド二大叙事詩のひとつ「マハーバーラタ」には、パーンダヴァ五王子の次男アルジュナと結婚したナーガ(蛇)...

Love Khichdi

 プリヤンカー・チョープラーが一人12役に挑戦した「What’s Your Raashee?」(2009年)というロマンス映画があった。彼女の演じる12人のキャラがそれぞれ12星座に対応しており、性格やタイプが異なる。も...

Delhi-6

 ヒンディー語映画界では近年、急にデリーを舞台にした映画がいくつも作られるようになった。以前からデリーで部分的にロケが行われた映画はあったのだが、デリーを単なるインドの首都としてではなく、生きた街として心からの愛情と共に...

Welcome to Sajjanpur

 シャーム・ベーネーガルといえば、「Ankur」(1974年)で衝撃のデビューを果たして以来、ヒンディー語映画界の中で高い尊敬を受け続けて来た映画監督の一人である。そのベーネーガル監督が初めてコメディー映画に挑戦すること...

The Last Lear

 数週間前から、やたらと「ビッグB最高の演技」を謳った映画の宣伝が目に付くようになった。ビッグBとは、ヒンディー語映画界における大御所中の大御所、アミターブ・バッチャンであり、その映画とは、アミターブが初めて出演する英語...

Summer 2007

 インド映画鑑賞は、自分の鑑識眼との闘いである。150ルピー以上のお金と、3時間という時間を賭け、駄作を避けて良作を掴むために映画館に向かう。新聞やネットで前評判を伺ったりレビューを読んだりできるが、インド人に受ける映画...

U Me Aur Hum

 昨年末、人気男優アーミル・カーンが「Taare Zameen Par」(2007年)で監督デビューを果たした。アーミル・カーンは寡作な代わりに各作品に全身全霊をつぎ込む完璧主義者として知られており、昔から監督志向が強い...

Aaja Nachle

 「マードゥリー復活!」そんな大々的な宣伝と共に1、2ヶ月前から「Aaja Nachle」のプロモ映像が流れ始めた。マードゥリー・ディークシト。90年代のヒンディー語映画界に君臨した女王である。マードゥリー以降、マードゥ...

Apne

 ヒンディー語映画界には何世代にも渡って映画界に関わっている家系がいくつもあり、いわゆる「映画カースト」を形成している。そしてそういう家系の親子共演、兄弟共演はメディアや観客の注目を集めやすい要素であり、必ず話題となる。...

Umrao Jaan (2006)

 「Umrāo Jān Adā(امراؤ جان ادا)」と言えば、ウルドゥー文学初の小説として知られる有名な文学作品である。巨匠ミルザー・ムハンマド・ハーディー・ルスワーによって1899年に書かれた同作品は、不幸に...