Salaam Venky

 安楽死や尊厳死を主題にしたヒンディー語映画というと、サンジャイ・リーラー・バンサーリー監督の「Guzaarish」(2010年)が有名だ。リティク・ローシャン演じる手品師イーサンは、手品の失敗により首下麻痺になり、尊厳...

Durgamati

 ヒンディー語映画界にホラーがジャンルとして確立して、もうすぐ20年が経とうとしている。だが、インドのホラー映画は、映像と音で観客を驚かし怖がらせることに主眼が置かれており、日本のホラー映画のような「侘び寂び」が感じられ...

2.0 (Tamil)

 2010年9月10日、ヒンディー語映画界はサルマーン・カーン主演アクション映画「Dabangg」の公開に沸いていた。それまでヒンディー語映画界では長らくアクション映画不毛の時代が続いていたが、徐々にアクション映画の復権...

Aksar 2

 ヒンディー語映画界では、「~2」などと、あたかも続編であるかのように見せ掛けておいて、蓋を開けてみると実は全く別の映画ということが慣習化している。2017年11月17日に公開された「Aksar 2」も、一見すると「Ak...

Rough Book

 2015年にニューヨーク・インド映画祭でプレミア上映され、インドでは2016年6月24日に公開されたヒンディー語映画「Rough Book」は、インドの教育制度について疑問を投げ掛ける内容の映画である。

Gour Hari Dastaan

 英領インド時代にインド独立のために戦ったフリーダムファイターたちの伝記映画は数多く作られているが、2015年8月14日公開の「Gour Hari Dastaan(ゴウル・ハリ・ダースの物語)」は、インド独立後に「フリー...

The Xposé

 今となっては昔話になってしまったが、ヒンディー語圏を中心に、ヒメーシュ・レーシャミヤーが一世を風靡したことがあった。ヒメーシュはテレビドラマの作曲家や脚本家からキャリアをスタートさせ、その後、才能を認められて映画界に進...

Red Alert

 インドのナクサライト問題はますます深刻になっている。ナクサライトとは、権力者による搾取によって苦しめられ続けて来た最底辺の人々の救済を大義名分に武力による政府転覆を狙う極左の反政府ゲリラ組織である。その歴史は1967年...

8×10 Tasveer

 2008年まで、出演映画をかなりの高確率でヒットさせ、飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進して来たスター男優アクシャイ・クマール。彼の2009年はとりあえず「Chandni Chowk to China」(2009年)という失敗作...

EMI Liya Hai To Chukana Padega

 インドに住み、携帯電話を持つと、途端にいろんなところからセールスの電話がかかって来る。その多くは銀行からのローンのオファーである。裏を返せば、セールス人員を雇い、携帯電話保有者に片っ端から電話を掛けても利益が出るだけ、...

Aksar

 今日は、2006年2月3日公開の新作ヒンディー語映画「Aksar」を観た。題名は「よくあること」という意味。監督は「Dil Maange More!!!」(2004年)のアナント・マハーデーヴァン、音楽はヒメーシュ・レ...

Dil Maange More!!!

 2004年12月31日公開の「Dil Maange More!!!」は、3人の女性に愛されてしまった男性を主人公にしたラブコメ映画である。題名の「Dil Maange More」とはヒンディー語と英語のハイブリッドで、...