कांड

 近年のヒンディー語映画を観ていて気になるワードが「कांड」だ。「काण्ड」とも書く。サンスクリット語読みなら「カーンダ」、ヒンディー語読みなら「カーンド」になる。

घंटा

 ヒンディー語の「घंटाガンター」という単語の第一義は「鐘」である。インドでも鐘が時間を知らせる役割を果たしていたことから、「鐘」という意味から派生して、時間の単位にもなっている。「1 घंटाエーク ガンター」といえ...

वाट लगना

 21世紀以降、特に若者の間で新たに使われるようになったヒンディー語の慣用句に「वाट लगनाワート ラグナー」がある。これは何か良くないことが起こったときに発せられるフレーズである。例えば「वाट लग गईワート ...

新型コロナウイルス

 2019年末から中国の武漢に端を発した未知のウイルス性感染症は、2020年に入って世界中に拡大した。このウイルス及び感染症は後に「COVID-19」と呼ばれるようになったが、日本では「新型コロナウイルス」「新型コロナウ...

タワーイフ

 中世から近世にかけての時代劇映画には「タワーイフ」と呼ばれる職業の女性が登場する。ヒンディー語で書くと「तवाइफ़タワーイフ」になる。時々「娼婦」「売春婦」などと訳されることもあるのだが実際には異なる。タワーイフは文学...

バガト・スィン

 インドは長らく英国の植民地になっていたものの、民族自決を信じる独立活動家(フリーダムファイター)たちが独立運動を行い。その結果、東西パーキスターンの分離という痛みは伴ったものの、1947年に独立を勝ち取った。子供たちは...

複合動詞の倒置

 ヒンディー語の文法で厄介な事項のひとつが複合動詞だ。動詞の語幹に別の動詞が結合し、意味に広がりや深みを出す。実際の会話の中で動詞が使われる際、単独での使用よりも複合動詞での使用が多いくらいで、ヒンディー語の文を理解する...

Desi

 インド人の日常会話の中で割とよく聞く言葉に「Desi」がある。デーヴァナーガリー文字で書くと「देसी」または「देशी」になる。語源から判断するならば、アルファベット表記は「Deshi」の方が正しいのだが、「Desi...

安楽死

 2018年3月9日、インド最高裁判所は、厳しい条件付きながら、安楽死(Euthanasia)を合法化する判決を下した。この瞬間をもって、インドは安楽死が認められる国になった。

刑事手続き

 殺人や詐欺などの犯罪を巡るクライム映画はインドでもよく作られている。何か事件があったときにまず動き始めるのは警察官であるのも万国共通だ。しかしながら、インドの刑事手続きには独特の用語がある上に、字幕にそれらをいちいち説...

デリー集団強姦事件

 インドは依然として海外旅行を趣味とする人々に人気の国だ。インドほど楽しい国はない、というのは、世界中を旅してきた多くの人々の間で一致した意見である。ただ、特に外国人女性は治安や安全に関してインドに漠然とした不安を感じて...

マハーバーラタ

 「ラーマーヤナ」に並ぶインド二大叙事詩のひとつ「マハーバーラタ」は、世界最長の文学作品として知られる。北インドの王族内で起こった内紛を基軸とする物語だが、その中に様々な神話や伝承、そして偉大な知恵の数々が重箱式に入れ込...