The Geshema is Born

 各分野で女性の社会進出が進む中で、チベット仏教界でも女性僧侶の如何が議題に上るようになった。東アジアの大乗仏教では女性の僧侶は認められることが多いのだが、チベット仏教では「ビクシュニー(比丘尼)」と呼ばれる正式な尼僧は...

Panga

 2010年代のヒンディー語映画は「女性」が大きなキーワードだった。その中のひとつとして、「主婦」または「母親」を題材にした映画の増加が目立つ。「English Vinglish」(2012年/邦題:マダム・イン・ニュー...

Street Dancer 3D

 インド映画というと「歌って踊って」というイメージが強いが、本当に歌って踊ってばかりの映画というのは実は珍しい。必ずストーリーがあって、そこに歌と踊りが混ぜ込まれる。だが、振付師出身レモ・デスーザ監督の「ABCD」シリー...

Jai Mummy Di

 「Pyaar Ka Punchnama」(2011年)などで知られるラヴ・ランジャン監督は、ロマンス映画を新たな角度から定義し直している。その方面において2000年代にはイムティヤーズ・アリー監督の活躍が目立ったのだが...

Ala Vaikunthapurramuloo (Telugu)

 2020年1月12日公開のテルグ語映画「Ala Vaikunthapurramuloo(ヴァイクンタプラムにて)」は、生まれたばかりの赤ちゃんのすり替えから起こる物語を描いたマサーラー映画である。

Chhapaak

 インドの女性問題というとどうしてもレイプが真っ先に注目されるが、それ以外にも多くの問題が存在する。その中でもインドや南アジアに特有の問題がアシッド・アタックである。アシッド・アタックとは、他人の顔や身体に酸を掛ける行為...

Tanhaji

 2015年から17年に掛けて、テルグ語映画「Baahubali」シリーズがインド全土を席巻したことにより、ヒンディー語映画界でも「Baahubali」スケールの叙事詩的映画が製作されるようになった。「Padmaavat...

Darbar (Tamil)

 日本における第1次インド映画ブームの立役者となったタミル語映画界のスーパースター、ラジニーカーントは、70歳になった今でも第一線で主演を張り続けている。ただ、2020年末には健康不安が報じられ、ファンから熱望されていた...

Sab Kushal Mangal

 ビハール州などでは、花婿を誘拐して無理矢理結婚させてしまう「パカルワー・シャーディー」などと呼ばれる略奪結婚の一種が横行しており、これまでヒンディー語映画でも度々取り上げられてきた。2020年1月3日公開の「Sab K...

Ghost Stories

 インド娯楽映画はよく「マサーラー映画」と呼ばれる。これは、その特徴をインド料理で使われるミックススパイス「ガラムマサーラー」になぞらえている。すなわち、笑いあり、涙あり、アクションあり、ロマンスあり、あらゆる娯楽要素が...

Good Newwz

 昨今のヒンディー語映画は生殖に関するテーマも果敢に題材とするようになっており、過去に精子ドナーを題材にした「Vicky Donor」(2012年)、勃起不全を題材にした「Shubh Mangal Saavdhan」(2...

Dabangg 3

 ヒンディー語映画の人気シリーズに、サルマーン・カーン主演の「Dabangg」シリーズがある。大胆不敵で腕っ節が強く、ズルやお茶目もする警察官チュルブル・パーンデーイが主人公で、痛快なアクションとチュルブルのもったいぶっ...