Madras Cafe
2012年のヒンディー語映画界は、「Ek Tha Tiger」、「Dabangg 2」、「Rowdy Rathore」などの大予算型娯楽作が大ヒットしたことが記憶に鮮明であるが、それと平行して、典型的な娯楽路線ではない...
2012年のヒンディー語映画界は、「Ek Tha Tiger」、「Dabangg 2」、「Rowdy Rathore」などの大予算型娯楽作が大ヒットしたことが記憶に鮮明であるが、それと平行して、典型的な娯楽路線ではない...
ヒンディー語映画界が好んで取り上げて来ている題材にダーウード・イブラーヒームがある。ダーウードは1980年代から90年代に掛けてムンバイーの裏社会を支配したマフィア「Dカンパニー」のドンであり、1993年のムンバイー同...
インド映画史には歴史の転換点になった作品がいくつかあるが、20世紀と21世紀を分ける分水嶺的な作品として記憶されているのがヒンディー語映画「Lagaan」(2001年/邦題:ラガーン~クリケット風雲録)だ。アーシュトー...
アーミル・カーン主演の「Ghajini」(2008年)がヒンディー語映画としては初めて100カロール(10億)ルピーのコレクション(国内興行収入)を達成し、その後いくつかの映画が後に続いて10億ルピー以上の興行収入を上...
2013年8月2日公開の「Chor Chor Super Chor」は、泥棒を主人公にした、いわゆるコン映画である。「他人の不幸は蜜の味」という言葉があるが、コン映画は、泥棒が鮮やかに物を盗んだり、詐欺師が人を見事に騙...
2013年のインディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)で評判が良かった映画に「Ramaiya Vastavaiya」がある。2013年7月19日に公開されたヒンディー語映画だが、題名が「ラーマよ、来い...
ギリシア哲学に「テーセウスの船」というパラドックスがある。テーセウスはギリシア神話の英雄で、怪物ミーノータウロスを退治したことで有名だ。そのテーセウスが乗っていた木製の船は、彼の死後も保存されていたのだが、時が経つにつ...
先日、ヒンディー語映画界でもっとも権威のある映画賞であるフィルムフェア賞が発表された。インドに住んでいた頃は毎週ヒンディー語映画を観ていたため、フィルムフェア賞にノミネートされるほど重要な作品くらいは全て鑑賞済みである...