Thappad

 米国でセクシャルハラスメントや性的暴行を告発する「#MeToo」運動が吹き荒れたのは2017年のことだったが、インドでも遅ればせながら2018年に「#MeToo」運動が盛り上がり、ヒンディー語映画界においてもセクハラを...

Saand Ki Aankh

 女性スポーツ選手の映画は、21世紀のヒンディー語映画界のひとつのトレンドと言っていいだろう。「Chak De! India」(2007年)、「Dil Bole Hadippa!」(2009年)、「Mary Kom」(2...

Mission Mangal

 インド宇宙研究機関(ISRO)は2014年9月24日に火星探査機マンガルヤーンを火星の軌道に投入することに成功した。探査機の火星軌道投入成功はロスコスモス(旧ソ連、ロシア)、NASA(米国)、欧州宇宙機関(EU)に次い...

Game Over (Tamil)

 2019年6月14日公開のタミル語映画「Game Over」は、いわゆるタイムループ系映画である。題名の通り、ゲームに関係ある映画でもあり、少しだけ日本製のTVゲームもフィーチャーされている。

Badla

 復讐モノはインド人の好む伝統的なジャンルであり、「Madhumati」(1958年)、「Sholay」(1975年)、「Karz」(1980年)から最近の「Ghajini」(2008年)や「Badlapur」(2015...

Manmarziyaan

 アヌラーグ・カシヤプ監督は監督、プロデューサー、そして時に俳優として、2000年代以降のヒンディー語映画の進化を早めた最重要人物であるが、映画マニア受けするような作品を好んで作るため、必ずしも普遍的な人気のある監督では...

Mulk

 21世紀の幕開けは9/11事件によって告げられ、世界はテロとの戦いの時代に突入した。その戦いにおいて、インドも無傷ではいられず、以降、テロリズムはヒンディー語映画界でも中心的な議題となった。もちろん、それ以前にもインド...

Soorma

 21世紀に入り、ヒンディー語映画界でスポーツ映画がジャンルとして確立されていく中、その派生として、実在するスポーツ選手の伝記映画も盛んに作られるようになった。「Paan Singh Tomar」(2012年)、「Bha...

Dil Juunglee

 ださくて鈍臭い女の子のことをヒンディー語では「ベヘンジー」と言う。本来この言葉は「お姉さん」という意味だが、いけていない女の子に対して使われたとき、嘲笑を含む言葉になる。2010年代に入り、女性キャラがメインの映画が作...

Judwaa 2

 ヒンディー語映画界で「コメディーの帝王」と呼ばれる監督の一人、デーヴィッド・ダワンは、コンスタントに良質のコメディー映画を送り出し続けている。2012年に息子のヴァルン・ダワンが俳優デビューを果たしてからは、彼が主演の...

Naam Shabana

 2008年のムンバイー同時多発テロを受けて結成された架空の対テロ部隊Babyの最後のミッションを追ったスパイ映画「Baby」(2015年)は興行的にも批評家的にも成功した映画であった。ヒット映画の続編が作られる習慣はヒ...

Running Shaadi

 インドでも結婚は巨大なビジネスであり、マッチメイキングからウェディングプラニングまで結婚を巡る様々な商売が存在する。結婚斡旋業者が出て来る映画は多いし、「Band Baaja Baaraat」(2010年)はウェディン...