Neeyat

 2023年7月7日公開の「Neeyat(性格)」は、アガサ・クリスティの推理小説「ポアロのクリスマス」(1938年)を翻案したミステリー映画である。コロナ禍を通じて、OTT作品への出演はあったものの劇場公開作への出演が...

Made in Bangladesh (Bangladesh)

 バングラデシュのアパレル産業は中国に次ぎ世界第二の規模を誇っており、世界最貧国のひとつとされるバングラデシュにとってもGDPの13%を占める重要な産業になっている。日本で販売される衣類もバングラデシュで縫製が行われてい...

Rock On 2

 インド映画は常に歌と音楽と共にあったが、意外なことに、ロックを主題にした映画は作られて来なかった。初めて大々的かつ本格的に作られたロック映画は、アビシェーク・カプール監督のヒット作「Rock On!!」(2008年)だ...

Midnight’s Children (Canada)

 ディーパー・メヘター監督と言えば「Fire」(1996年)、「Earth」(1998年)、「Water」(2005年)の3部作で有名な、カナダ在住のインド系女性映画監督である。インドのタブーに問答無用で切り込むような作...

Heroine

 リアリズム娯楽映画の旗手として有名なマドゥル・バンダールカル監督は、これまでに「Chandni Bar」(2001年)、「Page 3」(2005年)、「Fashion」(2008年)などの話題作を送り出して来た。彼の...

Ra.One

 下半期に入って話題作・ヒット作が続いている2011年のヒンディー語映画界だが、その中でも今年最大の話題作が、ディーワーリー(2011年10月26日)公開のシャールク・カーン主演「Ra.One」であった。シャールク・カー...

Game

 2011年2月末からクリケット・ワールドカップが開催されている影響で、ヒンディー語映画界は自粛モードに入っており、ここ1ヶ月間まともな新作は公開されなかった。だが、そのワールドカップも4月2日の決勝戦でもって終了するた...

Mirch

 今年最後の話題作「Tees Maar Khan」(2010年)の公開を次週に控えており、同作とのバッティングを避けて2010年12月17日には大きな作品の公開がなかった。代わりに小粒の映画が多数公開されることになった。...

Break Ke Baad

 ここ数日間は引っ越しのために多忙で、映画を観に行く暇もなかった。引っ越しの作業も大体完了し、2010年11月26日公開の新作ヒンディー語映画「Break Ke Baad」をやっと観ることが出来た。この映画は、「Hum ...

Jashnn

 今週は「ハリー・ポッター」最新作公開のため、ヒンディー語映画の方は世界的人気作品との正面衝突を避けて控え気味となっている。まともな新作は、バット・ファミリーがプロデュースする「Jashnn」のみである。元々先週公開予定...

Firaaq

 以前、3月以降しばらく話題作が公開されないと書いた。3月~5月はインド人学生にとって、日本で言うセンター試験、学年末試験、入学試験などが行われる試験期間に当たり、それが興行的にマイナス要因となるため、映画産業的には空白...

Ru-Ba-Ru

 2008年9月12日公開の「Ru-Ba-Ru(向き合って)」は、タイムループ型のロマンス映画である。米映画「If Only」(2004年)のリメイクとされている。公開当時には鑑賞しておらず、YouTubeでShemar...