Gang of Ghosts

 2014年3月21日公開の「Gang of Ghosts」は「ホラー・コメディー」を銘打っているものの、実質的にはコメディー要素の方が強い映画である。ベンガル語映画「Bhooter Bhabishyat」(2012年)...

David

 本日紹介する「David」という映画は、2013年2月1日に公開されている。この月は、11年7ヶ月に及ぶインド滞在の最後の月で、荷物の整理やその他諸々の作業に追われていた。また、無理矢理時間を捻出してアンダマン旅行を決...

Gali Gali Chor Hai

 2011年にはインドでも様々な事件があったが、1年を通して政治や社会に大きな影響を与えたのがアンナー・ハザーレーによる汚職撲滅運動とロークパール法案問題であった。インドというシステムが上も下も汚職によって腐敗しているこ...

Rascals

 ベテラン俳優が監督業やプロデューサー業に進出するのはヒンディー語映画界でも別段珍しいことではなく、アーミル・カーン、シャールク・カーン、アニル・カプール、アジャイ・デーヴガン、サイフ・アリー・カーン、アクシャイ・クマー...

Double Dhamaal

 2007年に「Dhamaal」と言うコメディー映画がありセミヒットとなった。2007年のヒンディー語映画界は「Om Shanti Om」、「Chak De! India」、「Jab We Met」などに代表されるように...

Milenge Milenge

 インド映画産業においても、映画というのは企画からキャスティング、ロケ地選定、音楽録音、撮影、編集、検閲、そして公開まで、様々なステップを経て作られる複雑な創作物であり、その過程のどこかで何らかの障害が生じた場合、公開ま...

City of Gold

 現在インドの商都として知られるムンバイー(旧名ボンベイ)であるが、ムンバイーの発展を100年以上の長期間に渡って支えて来たのが繊維産業であった。19世紀後半よりムンバイーには繊維工場が相次いで建設され、多くの労働者が工...

Atithi Tum Kab Jaoge?

 インドには「アティティ・デーヴォー・バヴァハ(अतिथि देवो भवः)」というサンスクリット語の美しい言葉がある。「客人は神様と同じ」という意味である。客人の世話をすることは神様の世話をすることと同じで、功徳を積...

Road, Movie

 3月は中等教育以下の期末試験・受験期間に該当し、映画館の集客性が減少するため、大規模な映画の公開は控え目となる。だが、その代わり、低予算ながらも優れた作品が公開のチャンスを得られる時期でもあり、インド映画愛好家としては...

Teree Sang

 数週間前から、映画館に行くたびに1枚のポスターが気になっていた。「彼は17歳、彼女は15歳」というテロップと共に、妊娠した少女が写っている「Teree Sang」という映画のポスターであった。容易に「15歳で妊娠」とい...

Karzzzz

 毎年特別な事情がない限りヒンディー語映画のヒット作は一本も見逃さずに映画館で観ているが、去年一本だけ見逃してしまった重要作があった。それは、ヒメーシュ・レーシャミヤー主演の「Aap Kaa Surroor」(2007年...

Brick Lane (UK)

 英国の首都ロンドンには多くの南アジア人が住んでいるが、中でもバングラデシュ人が多く住む地域は「ブリック・レーン」と呼ばれている。テルライド映画祭で2007年8月31日にプレミア上映され、その後、2007年11月16日に...