Torbaaz

 クリケットはインドで一番人気のスポーツであり、スポーツ映画の題材としてもNo.1だ。「Lagaan」(2001年)をはじめとして、「Iqbal」(2005年)、「Dil Bole Hadippa!」(2009年)、「F...

Amavas

 2019年2月8日公開の「Amavas(新月)」は、幽霊屋敷モノのホラー映画である。繊維業など幅広く事業を行うJMJグループの創業者ジャグディーシュ・ジョーシーの息子サチン・ジョーシーが主演をしており、プロデューサーも...

5 Weddings (USA)

 「5 Weddings」は、ラージクマール・ラーオとナルギス・ファクリーが主演している映画だが、基本的には米国の英語映画である。2018年5月10日にカンヌ映画祭でプレミア上映され、インドでは同年10月26日に公開され...

Banjo

 2016年9月23日公開の「Banjo」は、バンジョー弾きが主人公の映画である。ただ、「バンジョー」といっても米国南部で発展したカントリーミュージックでよく用いられる楽器のことではない。インドで「バンジョー」といった場...

Dishoom

 「Student of the Year」(2012年/邦題:スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!!)でデビューし、現在のヒンディー語映画界を代表する若手スターとして活躍しているヴァルン・ダワンは、他の大...

Housefull 3

 しばしば、「脳みそを家に置いて楽しむべし」とされるインド映画の中でも、コメディー映画は特に脳みそ空っぽで楽しむべきジャンルだと一般に考えられる。だが、(日本の状況はさておき)コメディアンというのは最も知性を必要とする職...

Azhar

 ムハンマド・アズハルッディーン、通称アズハルは、1980年代から90年代にかけて活躍したハイダラーバード出身のクリケット選手である。攻撃的なバッティングスタイルで知られ、1989年から99年までインド代表キャプテンも務...

Kick

 ヒンディー語映画界では毎年のように新しいスターが誕生しているのだが、90年代から続く3カーン――シャールク・カーン、サルマーン・カーン、アーミル・カーン――の勢力は依然強く、2014年も終わってみれば大ヒット作はやはり...

Main Tera Hero

 今後「SOTY世代」という言葉ができてもおかしくない。日本でも公開された「Student of the Year」(2012年)は、大御所監督カラン・ジョーハルが久々にメガホンを取った割には凡庸な学園恋愛映画だった。し...

Phata Poster Nikla Hero

 21世紀に入り、ヒンディー語映画界は新たな段階に入った。それを牽引するのは、若い映画監督やかつて芸術映画を撮っていた人々である。その一方で、90年代の娯楽映画を担っていた監督にとっては生きにくい時代になって来ているよう...

Madras Cafe

 2012年のヒンディー語映画界は、「Ek Tha Tiger」、「Dabangg 2」、「Rowdy Rathore」などの大予算型娯楽作が大ヒットしたことが記憶に鮮明であるが、それと平行して、典型的な娯楽路線ではない...

Rockstar

 現在のヒンディー語映画界においてロマンスのジャンルを牽引しているのはイムティヤーズ・アリー監督である。「Socha Na Tha」(2005年)での監督デビュー以来、「Jab We Met」(2007年)、「Love ...