Gabbar Is Back
勧善懲悪はインドのアクション映画の基本である。巨悪に敢然と立ち向かう無敵のヒーロー像は過去に何度も繰り返し増産されて来た。しかしながら、この「勧善懲悪」が、決まり切ったストーリーの典型として、インド映画の弱点に数えられ...
勧善懲悪はインドのアクション映画の基本である。巨悪に敢然と立ち向かう無敵のヒーロー像は過去に何度も繰り返し増産されて来た。しかしながら、この「勧善懲悪」が、決まり切ったストーリーの典型として、インド映画の弱点に数えられ...
ヒンディー語映画界は21世紀に入ると都市在住マルチプレックス層の観客をメインターゲットと定めるようになり、地方在住単館層の観客が好むアクション映画を敬遠するようになった。しばらくまともなアクション映画が作られない時代が...
ここ数週間、大いに世間を騒がせていたのはカマル・ハーサン制作・監督・主演の「Vishwaroopam」および「Vishwaroop」であった。タミル語・テルグ語版のタイトルが前者で、ヒンディー語版タイトルが後者となる。...
インド独立運動は今まで頻繁にヒンディー語映画のテーマや舞台背景となっており、その中でもマハートマー・ガーンディーやバガト・スィンの人生、思想、活動はよく取り上げられる。しかし、1930年4月18日のチッタゴン反乱はイン...
今回のオシアンス・シネファン映画祭の目玉のひとつは、アヌラーグ・カシヤプ監督の「Gangs of Wasseypur」であった。5時間以上に及ぶこの映画は、カンヌ映画祭の監督週間ではぶっ続けで上映されたのだが、インドで...
今年、カンヌ国際映画祭と平行して開催される監督週間(Directors’ Fortnight)において、インドの娯楽映画として初めて公式上映作品となり話題になった作品がアヌラーグ・カシヤプ監督渾身のギャング...
ヒンディー語映画界で「コメディーの帝王」と称されるプリヤダルシャン監督は、人気男優アクシャイ・クマールと共にこれまで「Hera Pheri」(2000年)、「Garam Masala」(2005年)、「Bhagam B...