Sharmajee Ki Beti

 2024年6月28日からAmazon Prime Videoで配信開始された「Sharmajee Ki Beti」は、シャルマー姓を持つ複数の女性たちを主人公にしたオムニバス形式の女性応援映画である。題名は「シャルマー...

Nazar Andaaz

 2022年10月7日に公開された「Nazar Andaaz」は、盲目の老人と2人の小悪党が主人公のヒューマンドラマである。ヒンディー語映画では盲人を取り上げることが多く、21世紀だけに限定しても、「Aankhen」(2...

Dhaakad

 2010年代のヒンディー語映画界では女性中心映画が目立ったが、その時流の中で急成長したのがカンガナー・ラーナーウトであった。「Queen」(2014年/邦題:クイーン 旅立つわたしのハネムーン)の成功で単身観客を呼び込...

Music Teacher

 インド映画の最大の特徴は歌と踊りにあり、歌と踊りを映画に盛り込むために、主人公が歌や踊りに関わる職業である設定は多い。音楽教師が主人公のヒンディー語映画と言うと、ラッキー・アリー主演の「Sur: The Melody ...

706

 2019年1月11日公開の「706」は、高い演技力を持ちながらメインストリーム映画で脇役に徹している俳優2人が主演を務める上質のホラー・サスペンス映画である。3桁の数字の題名は意味深だが、劇中に出て来るホテルの部屋番号...

Manto

 サアーダト・ハサン・マントー(1912-55年)はウルドゥー語小説作家の巨匠である。英領インドに生まれ、ボンベイで作家として名声を獲得し、1947年の印パ分離独立後にパーキスターンに渡った。社会の闇や人間の暗黒面を赤裸...

Fanney Khan

 多くの人が認める通り、インド映画の最大の特徴は歌と踊りである。そうであるが故に、歌や踊りがいかにストーリーと調和し、ストーリーを盛り立てているかは、重要な評価ポイントとなる。優れた歌や踊りでクライマックスを迎える映画は...

Blackmail

 ヒンディー語映画には意外に良質のサスペンス映画群があり、日本でも「Kahaani」(2012年/邦題:女神は二度微笑む)や「Andhadhun」(2018年/邦題:盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲)などが公開され、一...

Sniff!!!

 アモール・グプテー監督は子供を使った映画を作るのが得意な映画監督だ。お弁当を題材にした「Stanley Ka Dabba」(2011年/邦題:スタンリーのお弁当箱)は日本でも公開されたし、「Hawaa Hawaai」(...

Babumoshai Bandookbaaz

 ヒンディー語映画にはしばしば「コントラクトキラー」もしくは「スパーリー」と呼ばれる職業の人物が登場する。日本語で言う「殺し屋」のことである。報酬を受け取って殺人を請け負う人々をいうが、どうもインドには実在するようである...

irada

Irada

 パンジャーブ州はインドでもっとも癌患者の多い州である。その原因は、工場などから排出される有害物質とされている。だが、パンジャーブ州には州営の癌センターがない。そのため、隣のラージャスターン州の州営癌センターまで癌患者を...

Chalk n Duster

 インドで教育問題というと、まずは識字率の問題が取り沙汰されることが多かった。貧困層を中心に学校に通えない子どもが多く、読み書きのできない人が多く存在した。だが、最近、インドの識字率は急速に改善されており、75%に迫ろう...