Dil Bole Hadippa!

 昨年、日本の野球界において、男子選手と共にプレイする初の日本人女子プロ野球選手が誕生した。それとは全く関係ないと思われるが、インドのフェスティバルシーズンの開始を告げるナヴラートリの週である2009年9月18日に公開と...

Life Partner

 「Kaminey」(2009年)に続けて、2009年8月14日より公開の新作ヒンディー語映画「Life Partner」を観た。こちらは完全なコメディー映画。結婚を巡る悲喜こもごもを題材にしたヒンディー語コメディー映画...

Teree Sang

 数週間前から、映画館に行くたびに1枚のポスターが気になっていた。「彼は17歳、彼女は15歳」というテロップと共に、妊娠した少女が写っている「Teree Sang」という映画のポスターであった。容易に「15歳で妊娠」とい...

Morning Walk

 年配の観客層をターゲットにしたシルバー映画が隆盛を極めたのは2005~06年であった。そもそも「Baghban」(2003年)のヒットを機に時間差で一時的に盛り上がった流行であり、「Baabul」(2005年)、「Py...

Sankat City

 近年のマルチプレックス(複合スクリーン型映画館)の流行は、映画そのものにも影響を与えており、マルチプレックスで好んで映画を観る層、つまり教養があり、英語を話し、欧米文化の影響を受け、経済力を持った都市上位中産階級を主な...

Victory

 同日に公開された映画が偶然似通ってしまうということはインドで時々あることである。その最たる例が、2002年のバガト・スィン映画同時公開事件だ。バガト・スィンとは、国会議事堂で爆弾を爆発させた罪により1931年に絞首刑に...

Tahaan

 ヴィシャール・バールドワージ監督の「Makdee」(2002年)以来、ヒンディー語映画界では盛んに子供向け映画が作られるようになった。アニメのレベルも徐々に上がって来ており、アニメに対して厳しい鑑識眼を持つ日本人の鑑賞...

A Wednesday!

 ここのところ、毎週すさまじい数の映画が公開されており、落ち着く暇がない。さすがにこのペースだと片っ端から全ての映画を観ることは不可能であり、先週は「Chamku」、「Mukhbir」、「C KKompany」を見送った...

C Kkompany

 ムンバイーで「D」または「Dカンパニー」といえば、1993年のボンベイ連続爆破事件の首謀者とされるアンダーワールドのドン、ダーウード・イブラーヒームと彼のギャングのことである。1986年にインドから逃亡した後、海外から...

God Tussi Great Ho

 2008年8月15日、独立記念日に「Bachna Ae Haseeno」(2008年)と同時に公開されたのが、アミターブ・バッチャン、サルマーン・カーン、プリヤンカー・チョープラー主演の「God Tussi Great...

Hope and A Little Sugar

 先日公開されたパーキスターン映画「Khuda Kay Liye」(2007年)は911事件後のイスラーム教をテーマにした映画だった。同映画に出演していたインド人俳優ナスィールッディーン・シャーは「Yun Hota To...

Dus Kahaniyaan

 「Darna Mana Hai」(2003年)以降、ヒンディー語映画界では数本の小話を1本にまとめたオムニバス形式の映画が作られるようになった。そのような映画で大成功を収めたものは今のところないのだが、しぶとく作られ続...