Badmaash Company

 しばらく大作の公開が控えられていたヒンディー語映画界だが、先週から堰を切ったように期待作・話題作の公開が続いている。2010年5月7日の週の目玉は、ヤシュラージ・フィルムスの「Badmaash Company」。監督は...

Apartment

 留学であろうと仕事であろうと、インドに住み始めて最初に直面する共通の難関は、滞在中ずっとホテル暮らしという贅沢かつ味気ない選択肢を選ばない限り、間違いなく家探しである。日本とは勝手が違いすぎるため、あらゆる段階で苦労す...

Striker

 カラン・ジョーハル監督の超話題作「My Name Is Khan」(2010年)の公開が翌週に控えているため、2010年2月5日公開のヒンディー語映画はマイナーなものばかりだ。その中でもかろうじて集客力があると思われる...

Pyaar Impossible!

 インドに長く住んでいると、年末年始とか正月とかあまり関係なくなって行くが、その年最初に観る映画にはちょっとだけ気を遣う。年明け早々下らない映画を観てしまうと、その先1年間に暗雲が立ちこめるような気がするのである。だから...

Wake Up Sid

 2009年10月2日に「Do Knot Disturb」と共に封切られた新作ヒンディー語映画が「Wake Up Sid」であった。ヒンディー語映画界の重鎮カラン・ジョーハルのプロデュースで、デビュー以来順調に主演作を重...

Dil Bole Hadippa!

 昨年、日本の野球界において、男子選手と共にプレイする初の日本人女子プロ野球選手が誕生した。それとは全く関係ないと思われるが、インドのフェスティバルシーズンの開始を告げるナヴラートリの週である2009年9月18日に公開と...

Life Partner

 「Kaminey」(2009年)に続けて、2009年8月14日より公開の新作ヒンディー語映画「Life Partner」を観た。こちらは完全なコメディー映画。結婚を巡る悲喜こもごもを題材にしたヒンディー語コメディー映画...

Teree Sang

 数週間前から、映画館に行くたびに1枚のポスターが気になっていた。「彼は17歳、彼女は15歳」というテロップと共に、妊娠した少女が写っている「Teree Sang」という映画のポスターであった。容易に「15歳で妊娠」とい...

Morning Walk

 年配の観客層をターゲットにしたシルバー映画が隆盛を極めたのは2005~06年であった。そもそも「Baghban」(2003年)のヒットを機に時間差で一時的に盛り上がった流行であり、「Baabul」(2005年)、「Py...

Sankat City

 近年のマルチプレックス(複合スクリーン型映画館)の流行は、映画そのものにも影響を与えており、マルチプレックスで好んで映画を観る層、つまり教養があり、英語を話し、欧米文化の影響を受け、経済力を持った都市上位中産階級を主な...

Victory

 同日に公開された映画が偶然似通ってしまうということはインドで時々あることである。その最たる例が、2002年のバガト・スィン映画同時公開事件だ。バガト・スィンとは、国会議事堂で爆弾を爆発させた罪により1931年に絞首刑に...

Tahaan

 ヴィシャール・バールドワージ監督の「Makdee」(2002年)以来、ヒンディー語映画界では盛んに子供向け映画が作られるようになった。アニメのレベルも徐々に上がって来ており、アニメに対して厳しい鑑識眼を持つ日本人の鑑賞...