Bheed

 2019年暮れに端を発し、2020年から全世界で猛威を振るった新型コロナウイルスによるパンデミックも、2023年に入りかなり落ち着いた。それに伴って、コロナ禍を題材にした映画が作られる余裕も出てきたようである。2023...

Faraaz

 ヒンディー語映画界には、過去に起こったテロ事件を実行犯の立場から描いた作品群が存在する。1993年に起きたボンベイ連続爆弾テロ事件を題材にした「Black Friday」(2007年)や2008年のムンバイー同時多発テ...

Anek

 一般に「インド人」といった場合、人々の脳裏には褐色で目鼻立ちがくっきりした容姿の人種が浮かぶであろう。北インド人の方が比較的長身かつ色白で、南インド人の方が丸っこくて色黒のイメージだが、どちらも一般的な「インド人」の範...

Thappad

 米国でセクシャルハラスメントや性的暴行を告発する「#MeToo」運動が吹き荒れたのは2017年のことだったが、インドでも遅ればせながら2018年に「#MeToo」運動が盛り上がり、ヒンディー語映画界においてもセクハラを...

Article 15

 インドではカーストは廃止されておらず、カーストによる差別が禁止されている。それを定めたのがインド憲法第15条(Article 15)で、以下のように記されている。

Mulk

 21世紀の幕開けは9/11事件によって告げられ、世界はテロとの戦いの時代に突入した。その戦いにおいて、インドも無傷ではいられず、以降、テロリズムはヒンディー語映画界でも中心的な議題となった。もちろん、それ以前にもインド...

Tum Bin 2

 2001年に公開されたロマンス映画「Tum Bin(君がいなくては)」は、恋人の突然の死に沈む女性の前に新しい男性が現れるという筋書きの物語で、低予算の割にはそこそこの成功を収めた映画であった。また、この作品はアヌバヴ...

Gulaab Gang

 ブンデールカンド地方と言えば、ウッタル・プラデーシュ州南西部からマディヤ・プラデーシュ州北部にまたがる地域であり、オールチャーやカジュラーホーなどの観光地があることで有名だが、盗賊が跋扈する地域としてもよく知られている...

Ra.One

 下半期に入って話題作・ヒット作が続いている2011年のヒンディー語映画界だが、その中でも今年最大の話題作が、ディーワーリー(2011年10月26日)公開のシャールク・カーン主演「Ra.One」であった。シャールク・カー...

Cash (2007)

 8月15日の独立記念日の前後の週は毎年大作や期待作が公開される。「Dus」(2005年)をヒットさせたアヌバヴ・スィナー監督もこの時期に新作「Cash」を投入して来た。「Dus」と似たスタイリッシュなアクションスリラー...

Tathastu

 今日はPVRアヌパム4で、2006年5月5日公開の新作ヒンディー語映画「Tathastu」を観た。「Tathastu」とは「それでよい」という意味。監督はアヌバヴ・スィナー、音楽はヴィシャール=シェーカル。キャストは、...

Dus

 今日はグルガーオンにあるDTメガモールで、2005年7月8日公開のヒンディー語映画「Dus」を観た。DTメガモールは、ちょっと前にできたばかりのシネコン&ショッピングモールである。今回初めて行った。オープンしてから数ヶ...