AK vs AK

 新型コロナウイルス感染拡大により、世の中は劇的に変化をしているが、インド映画界も例外ではない。映画はコロナ禍で打撃を受けた業界のひとつだが、その代わりにNetflixなどの配信サービスが急成長をした。インドでは映画は娯...

Malang

 ヒンディー語映画界において、音楽重視の映画作りをしている映画人の筆頭と言えば、Tシリーズのブーシャン・クマールである。Tシリーズは元々、音楽レーベルであり、後に映画制作にも乗り出した。ただ、彼自身はプロデューサー業に専...

Total Dhamaal

 ヒンディー語映画界においてコメディー映画を得意とする監督は複数いるが、インドラ・クマールはその一人だ。「Masti」(2004年)、「Grand Masti」(2013年)、「Great Grand Masti」(20...

Ek Ladki Ko Dekha Toh Aisa Laga

 インドでは英領時代に制定されたインド刑法(IPC)377条により、同性愛は最高刑が無期懲役の重罪であった。実際にこの条文のために罰せられた者はいないとされているが、インドの同性愛者たちは潜在的な犯罪者として肩身の狭い生...

Fanney Khan

 多くの人が認める通り、インド映画の最大の特徴は歌と踊りである。そうであるが故に、歌や踊りがいかにストーリーと調和し、ストーリーを盛り立てているかは、重要な評価ポイントとなる。優れた歌や踊りでクライマックスを迎える映画は...

Veere Di Wedding

 2010年代のヒンディー語映画界の大きな特徴のひとつは、女性が主人公の映画が増えたことだ。女性が主人公と言うことは女優が主演の映画であり、しかも観客層は女性となる。かつては男優の添え物に過ぎなかった女優たちにとって、自...

Mubarakan

 インド映画では伝統的にダブルロールがギミックとして好まれており、一人の俳優(多くの場合主演俳優)が二役を演じる映画は多い。一人二役のパターンは様々だ。双子であったり、単なるそっくりさんであったり、親子であったり、生まれ...

Welcome Back

 2007年に「Welcome」というコメディー映画が公開された。監督は「Singh Is Kinng」(2008年)などのアニーズ・バーズミー。この監督は好んでコメディー映画を作っているが、ヒンディー語映画界で「コメデ...

Dil Dhadakne Do

 女性監督の台頭は、近年のヒンディー語映画界における明るいトピックのひとつだ。決して女性監督が過去に存在しなかった訳ではないが、娯楽・商業映画の路線で堂々と勝負する女性監督に乏しかった。その状況に一石を投じたのが「Om ...

Khoobsurat

 ハリウッドの映画制作会社がインド映画に出資したりすることは、既に珍しくなくなって来ている。ソニー・ピクチャーズは「Saawariya」(2007年)、ワーナー・ブラザーズは「Saas Bahu aur Sensex」(...

Shootout at Wadala

 インドの警察用語に「エンカウンター(encounter)」がある。直訳すれば「遭遇」であるが、インドでは警察がギャングやテロリストを特に銃撃によって殺害することを言う。名目上は、犯罪者を逮捕しようとしたところ、武装して...

Bombay Talkies

 2013年はインド映画100周年の年だった。インドで映画が作られ始めた時期についてはいくつかの見方があるものの、インド人監督とインド人スタッフによってインドの地で作られたストーリー映画を「インド映画」と定義することによ...