Maya Memsaab

 1993年7月2日公開の「Maya Memsaab」は、19世紀のフランス人小説家ギュスターヴ・フローベール作「ボヴァリー夫人」(1856年)を原作にした映画である。「ボヴァリー夫人」は19世紀フランス文学の名作に数え...

Kabhi Haan Kabhi Naa

 「Kabhi Haan Kabhi Naa(イエスのときもノーのときも)」は、しばしばシャールク・カーンのベスト作品に数えられることがある作品である。1993年1月10日から20日にデリーで行われた第24回インド国際映...

Raju Ban Gaya Gentleman

 1992年11月13日公開の「Raju Ban Gaya Gentleman(ラージューが紳士になった)」は、後に「3カーン」の一角を占める人気スターに成長するシャールク・カーンの、初期の出世作の一本だ。日本でも「ラジ...

Jo Jeeta Wohi Sikandar

 21世紀のヒンディー語映画界においてスポーツ映画は既にジャンルとして確立しており、様々なスポーツを題材にした映画が作られている。このトレンドの先駆者となったのが、クリケット時代劇「Lagaan」(2001年/邦題:ラガ...

Maine Pyar Kiya

 1980年代に「暗黒時代」を迎えていたヒンディー語映画界が浮上するきっかけを作った最初の映画が、アーミル・カーン主演の「Qayamat Se Qayamat Tak」(1988年)だったが、もちろん、1本の映画だけで全...

Qayamat Se Qayamat Tak

 1980年代はヒンディー語映画の暗黒時代と呼ばれている。TVやビデオが普及したことで観客が映画館に寄りつかなくなり、映画は貧困層の娯楽に成り下がった。ヒンディー語映画界も背に腹は代えられず、貧困層向けの、暴力とエロに満...

Mr. India

 1987年5月25日公開の「Mr. India」は、しばしば「インド初のSF映画」もしくは「インド初のスーパーヒーロー映画」と呼ばれ、その後の映画にも多大な影響を与えた、カルト的な人気を誇る作品だ。いわゆる透明人間モノ...

Nagina

 インド映画界には、変幻自在の蛇イッチャーダーリー・ナーグ(雄)またはイッチャーダーリー・ナーギン(雌)を主人公にした「ナーグ映画」または「ナーギン映画」というジャンルがあり、インド人の間で非常に人気がある。元々イッチャ...

Disco Dancer

 史上もっともヒットしたインド映画は何か、という問いは、シンプルなだけあって逆に答えるのが難しい。その問いに答える前にまず、国内興行収入のみを見るか、それとも海外の興行収入を含めた全体で見るか、前提条件を決める必要がある...

Gandhi

 「インド独立の父」と呼ばれるマハートマー・ガーンディーの伝記映画「Gandhi」は、世界の映画史に燦然と輝く傑作中の傑作と誉れ高い。英印合作のこの映画は、アカデミー賞11部門ノミネート、8部門受賞など、非常に高い評価を...

Don (1978)

 1978年5月12日公開の「Don」は、同年最大のヒット作になり、カルト的人気を誇る傑作アクションスリラー映画である。脚本家コンビ、サリーム=ジャーヴェード最盛期の作品であり、主演アミターブ・バッチャンの人気をさらなる...

Trishul

 1978年5月5日公開の「Trishul」は、「Deewaar」(1975年)を大ヒットさせたプロデューサー、監督、脚本家、そして俳優が再結集して作られた作品である。プロデューサーはグルシャン・ラーイ、監督はヤシュ・チ...