Kho Ki Pa Lu (Chokri)

 インド映画というとどうしても歌って踊っての娯楽映画が有名だが、さすが世界一の映画大国なだけあり、多種多様な映画が作られる中で、ちゃんとドキュメンタリー映画も一定数作られている。中央映画検定局(CBFC)の年次報告書によ...

Loveyatri

 インドにおいて「お祭りシーズン」といえば、10月から11月の時期になる。年によって多少はずれるものの、大体これら両月にナヴラートリ、ダシャハラー、そしてディーワーリーという3つの大きな祭りが続くためだ。そして、これらの...

Andhadhun

 盲目のピアニストが主人公の映画と聞くと、感動的な作品を思い浮かべることだろう。2018年10月5日公開の「Andhadhun(盲目の音)」は、「盲目」のピアニストが主人公の映画だが、お涙頂戴の感動作ではない。ヒンディー...

Dhh (Gujarati)

 2017年11月13日にインド国際子供映画祭でプレミア上映され、2018年9月28日にインドで一般公開された「Dhh」は、小学5年生の仲良し3人組が主人公の子供向け映画である。基本的にはグジャラーティー語映画だが、ヒン...

Sui Dhaaga

 21世紀に入り、インドは高度経済成長期を迎え、中産階級が財力を蓄えて行った。しかしながら、元々インドでは大きかった貧富の格差がさらに拡大し、貧困層は母国にいながら疎外感を味わうようになって行った。社会情勢に敏感なヒンデ...

Pataakha

 インドにおいて不仲な二国の代表とされるのは、イスラエルとパレスチナ、北朝鮮と韓国、そしてパーキスターンとインド自身である。印パ両国は元々ひとつの国であり、同じ文化を共有しているが、近親憎悪なのか、1947年の分離独立以...

Batti Gul Meter Chalu

 一昔前のインドと言えば、首都のデリーに住んでいても毎日停電があるような状態だったし、村落部へ行けばまだ電気が来ていない地域も多い印象だった。だが、電力事情は着実に改善されているようだ。特に2014年に首相に就任したナレ...

Ishqeria

 2018年9月21日公開の「Ishqeria」は、ニール・ニティン・ムケーシュとリチャー・チャッダーが主演のロマンス映画である。題名の「Ishqeria」とは、「恋愛」という意味の「Ishq」を、「ジフテリア」とか「ク...

Manto

 サアーダト・ハサン・マントー(1912-55年)はウルドゥー語小説作家の巨匠である。英領インドに生まれ、ボンベイで作家として名声を獲得し、1947年の印パ分離独立後にパーキスターンに渡った。社会の闇や人間の暗黒面を赤裸...

Manmarziyaan

 アヌラーグ・カシヤプ監督は監督、プロデューサー、そして時に俳優として、2000年代以降のヒンディー語映画の進化を早めた最重要人物であるが、映画マニア受けするような作品を好んで作るため、必ずしも普遍的な人気のある監督では...

Mitron

 2018年9月14日公開の「Mitron(友よ)」は、テルグ語映画「Pelli Choopulu」のヒンディー語リメイクである。監督は「Filmistaan」(2014年)のニティン・カッカル。主演はジャッキー・バグナ...

Love Sonia

 外国人はとかくインドの暗部を描きたがる。「Slumdog Millionaire」(2009年/邦題:スラムドッグ$ミリオネア)は世界中でヒットしたが、インド人には必ずしも受けがよくなかった。インドは急速に発展していた...