Pahuna (Nepali)

 ネパーリー語というとどうしてもネパールが思い浮かぶが、インドにもネパール人は住んでおり、ネパール語を話す人々が住んでいる。「Pahuna」はネパーリー語映画だが、インドで作られており、女優プリヤンカー・チョープラーがプ...

The Hungry

 シェークスピア劇を翻案したヒンディー語映画はいくつかあり、特にヴィシャール・バールドワージ監督のシェークスピア三部作――「Maqbool」(2004年)、「Omkara」(2006年)、「Haider」(2014年)―...

Baadshaho

 「エマージェンシー(非常事態宣言)」は、インドで特別な響きを持つ言葉だ。選挙で敗北したインディラー・ガーンディー首相が、権力の座に居座るために憲法の非常事態宣言条文を濫用する形で1975年に発令し、1977年まで続いた...

Shubh Mangal Saavdhan

 男優アーユシュマーン・クラーナーの出世作に、「Vicky Donor」(2012年)という映画があった。主人公の男性ヴィッキーがバイトのために精子ドナーになるコメディー映画である。ヒンディー語映画界では、スクリーンの内...

Albert Pinto Ko Gussa Kyun Aata Hai?

 「Albert Pinto Ko Gussa Kyoon Aata Hai?(アルバート・ピントーはなぜ怒っているのか?)」(1980年)は、パラレルシネマの旗手サイード・アクタル・ミルザー監督の作品である。妄想癖のあ...

Sniff!!!

 アモール・グプテー監督は子供を使った映画を作るのが得意な映画監督だ。お弁当を題材にした「Stanley Ka Dabba」(2011年/邦題:スタンリーのお弁当箱)は日本でも公開されたし、「Hawaa Hawaai」(...

Babumoshai Bandookbaaz

 ヒンディー語映画にはしばしば「コントラクトキラー」もしくは「スパーリー」と呼ばれる職業の人物が登場する。日本語で言う「殺し屋」のことである。報酬を受け取って殺人を請け負う人々をいうが、どうもインドには実在するようである...

Muskurahatein

 2017年8月25日公開の「Muskurahatein(微笑み)」は、サンジャイ・ミシュラーやラーケーシュ・ベーディーといった玄人好みの俳優たちが出演する謎の映画である。ビハール州の田舎で診療医をする医者が、村人たちの...

A Gentleman

 現在、ヒンディー語映画界で非常にオリジナリティーのある作品を作り続けている監督が、ラージ・ニディモール&クリシュナDKのコンビである。ヒンディー語映画界にホラーコメディー映画というジャンルを確立した「Go Goa Go...

Bareilly Ki Barfi

 ヒンディー語映画の製作拠点はマハーラーシュトラ州ムンバイーだが、ヒンディー語の本拠地はウッタル・プラデーシュ州などの北インドである。このねじれが、ヒンディー語映画にもねじれをもたらしていた。例えば、ヒンディー語映画はム...

Toilet: Ek Prem Katha

 2014年8月15日、インドの独立記念日に、新首相ナレーンドラ・モーディーが、ラール・キラーから全国民に向けて独立記念スピーチを行った。そのスピーチで彼は、様々な問題のひとつとして、インドのトイレ問題を取り上げた。イン...

The Song of Scorpions (Switzerland)

 2020年4月29日に神経内分泌腫瘍を原因とする合併症により53歳で死亡した俳優イルファーン・カーンは、ヒンディー語映画界を中心に国際的にも活躍した名優であった。彼の遺作となる作品が「The Song of Scorp...