Dangal

 インドのスポーツ業界ではクリケットが一強状態にあり、それがその他のスポーツの発展を阻害してきた。ただ、クリケットはオリンピックの種目になっておらず、国際的なスポーツ大会が開催されると、それ以外のスポーツにも一時的にスポ...

Wajah Tum Ho

 シャルマン・ジョーシーは、「Rang De Basanti」(2006年)や「3 Idiots」(2009年/邦題:きっと、うまくいく)などでの演技が印象的な俳優である。多くの人が、人の良さそうな笑顔とコミカルな演技を...

Girl in Red

 「Girl in Red」は、「Mickey Virus」(2013年)のサウラブ・ヴァルマー監督の短編映画である。2016年12月13日にYouTubeで配信開始されたが、現在は配信されておらず、代わりにAmazon...

Befikre

 ヒンディー語映画界最大のコングロマリット、ヤシュラージ・フィルムスの会長兼社長アーディティヤ・チョープラーは、インド映画史に残る名作の数々をプロデュースして来たが、監督としては寡作であり、2000年代までは「Dilwa...

Kahaani 2: Durga Rani Singh

 「Kahaani」(2012年)は、良質のインド製サスペンス映画だけでなく、作品を単身背負える女優としてのヴィディヤー・バーランの地位を確立した映画でもあった。日本において「女神は二度微笑む」の邦題と共に一般公開された...

Chutney

 2016年11月28日からYouTubeのLarge Short Filmsチャンネルで配信開始された短編映画「Chutney」は、ティスカ・チョープラーが脚本を書き、プロデューサーを務め、そして主演も演じているスリラ...

Moh Maya Money

 2016年11月25日公開の「Moh Maya Money(欲・幻・金)」は、私欲に走った夫婦が保険金詐欺に手を出し、破滅の道を歩んでいくケイパー映画である。

Dear Zindagi

 2010年代のヒンディー語映画の大きな特徴のひとつは、女性の躍進である。女性の活躍が、スクリーンの表と裏の両面で目立つようになり、しかもそれらが正当な評価を得るようになった。女性のプロデューサー、映画監督、音楽監督など...

Tum Bin 2

 2001年に公開されたロマンス映画「Tum Bin(君がいなくては)」は、恋人の突然の死に沈む女性の前に新しい男性が現れるという筋書きの物語で、低予算の割にはそこそこの成功を収めた映画であった。また、この作品はアヌバヴ...

Force 2

 20世紀のヒンディー語映画には題名に「~2」と付く続編映画が存在しなかったのだが、21世紀に入り、ハリウッド映画の強い影響を受けるようになって、その慣行が定着した。ただ、インドならではの現象と言っていいだろうが、「~2...

Machines

 18世紀の産業革命以来、工場は工業化社会の原動力であり、従来は農業くらいしか仕事に就けなかった人々に新たな食い扶持をもたらした。しかし、規則正しく動く機械はそこで働く労働者にも機械であることを求め、人間性が奪い去られる...

Rock On 2

 インド映画は常に歌と音楽と共にあったが、意外なことに、ロックを主題にした映画は作られて来なかった。初めて大々的かつ本格的に作られたロック映画は、アビシェーク・カプール監督のヒット作「Rock On!!」(2008年)だ...