Happy Ending

 毎年恒例となったインディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)の2015年度上映作品が発表となった。「Happy Ending」はその中の一本である。インド本国では2014年11月21日に公開された。ヒン...

Cast in India (USA)

 ニューヨークのマンホール蓋には「Made in India」と刻まれているが、その刻印の通り、それらはインドで作られている。インド系米国人ドキュメンタリー映画監督ナターシャ・ラヘージャーは、カメラを片手に西ベンガル州ハ...

Dum Dum Deega Deega

 「Dum Dum Deega Deega」は、ムンバイーのストリートチルドレンを主人公にした15分ほどの短編映画である。2015年のジャイプル国際映画祭やカーラー・ゴーラー短編映画祭などで上映された形跡があるが、確認で...

Kill/Dil

 クエンティン・タランティーノ監督の「キル・ビル」(2003年)という映画があったが、それによく似たタイトルのヒンディー語映画が2014年11月14日に公開された。「Kill/Dil」である。監督のシャード・アリーは、時...

6-5=2

 2014年11月14日公開の「6-5=2」は、米映画「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999年)型のモキュメンタリー映画だ。ファウンド・フッテージ映画とも呼ばれる。行方不明の撮影者による映像をそのまま公開したという...

Rang Rasiya

 インドの街角ではよく神様ポスターが売られているのを目にする。安価に手に入る神様ポスターは家や職場などに飾られ、信仰されている。そのポスターのおかげで、今や神様の姿は容易に目にすることができるようになったが、これが登場す...

The Shaukeens

 長年、現地でインド映画を観てきて、「インド映画の真髄はコメディー映画である」と喝破した。インドでは未だに映画は娯楽の王様であり、娯楽の王道はコメディーである。インド映画の存在意義はまず第一にコメディーにあり、インド映画...

Super Nani

 レーカーと言えば、1970年代からヒンディー語映画界に君臨する大女優である。「Khubsoorat」(1980年)や「Umrao Jaan」(1981年)など、多数の賞にも輝いている。私生活も話題に事欠かず、アミターブ...

Roar: Tigers of the Sundarbans

 インドとバングラデシュの間にはスンダルバン(Sundarbans)と呼ばれるマングローブ林が広がっている。両国政府によってスンダルバンは国立公園や野生動物保護区に指定されており、特に野生のベンガルトラが生息することで知...

Karthikeya (Telugu)

 2014年10月24日公開のテルグ語映画「Karthikeya」は、低予算で作られたホラー映画である。閉ざされた寺院の謎や、寺院に関わる人が次々に蛇に噛まれて死んでいく事件などを巡って展開する。この規模の映画としてはヒ...

Happy New Year

 ヒンディー語映画界が誇る女性監督ファラー・カーンの最大の功績は、女性でも娯楽映画を作り、成功させられるということを証明したことであろう。ヒンディー語映画は元来、男性中心主義で動いており、女性はカメラの前にいようと裏にい...

Kaththi (Tamil)

 2014年10月22日公開の「Kaththi(ナイフ)」は、瓜二つの社会活動家と泥棒が入れ替わり、巨悪に立ち向かうという内容の娯楽映画である。水問題が取り上げられている点でも注目だ。日本では2024年11月1日に「カッ...