Gadar 2

 2001年はヒンディー語映画の当たり年で、多くの名作が公開された。その中でも映画史にもっとも強い影響を与えたのはアーミル・カーン主演の「Lagaan」(2001年/邦題:ラガーン クリケット風雲録)だった。アカデミー賞...

Chup

 Rバールキー監督は、「Cheeni Kum」(2007年)や「Padman」(2018年/邦題:パッドマン 5億人の女性を救った男)など、インテリ層向けの洗練された映画を得意とする映画監督である。2022年9月23日に...

Bhaiaji Superhitt

 2018年11月23日公開の「Bhaiaji Superhitt」は、2000年代にA級スターとして活躍したがその後第一線から退いたような俳優が多く出演する、キャスティングに特徴のあるコメディー映画である。

Mohalla Assi

 ヒンドゥー教随一の聖地で、インドを旅する外国人観光客にも人気の都市ヴァーラーナスィー(別名バナーラス、ベナレス、カーシーなど)は、ヒンディー語映画の舞台になりやすい場所でもある。インドといえばガンジス河、ガンジス河とい...

Dishkiyaoon

 2014年3月28日公開の「Dishkiyaoon」は、ムンバイーを舞台にしたギャング映画である。題名は拳銃の発射音で、敢えて日本語に訳せば「ドキューン」になるだろうか。

Mahabharat

 インドが誇る二大叙事詩のひとつ「マハーバーラタ」は、10万詩以上から成る世界最長の物語としても知られる。かつて北インドで覇権を握ったクル族の内紛が基軸だが、その中に無数の挿話が入れ子式に差し挟まれている。あまりに長大な...

Singh Saab the Great

 2001年の最大のヒット作の一本となったのが、サニー・デーオール主演の「Gadar: Ek Prem Katha」(2001年)であった。監督のアニル・シャルマーは、以降もサニーと共に「The Hero: Love S...

Yamla Pagla Deewana 2

 ヒンディー語映画界は家族産業の傾向が極度に強く、映画関係者の家系から映画関係者が輩出することが多い。映画関係者同士の結婚も多く、その傾向をさらに強めている。ただ、インドでは近親相姦を想起させるカップリングを敬遠する習慣...

Yamla Pagla Deewana

 ヒンディー語映画界には同族の俳優、監督、その他映画関係者が多く、全体でいわゆる「映画カースト」を形成している。もっとも有名な映画カーストはプリトヴィーラージ・カプールに始まり、ラージ・カプール、シャシ・カプール、シャン...

Hello Darling

 2010年8月27日には少なくとも6本の新作ヒンディー語映画が同時に公開となった。こんなに多くの映画が同時公開されることは稀だ。おそらく9月2日(一部では1日)のクリシュナ・ジャナマーシュトミー祭の影響であろう。もしく...

Right Yaaa Wrong

 2010年3月12日に、毎年恒例の都市対抗クリケット・リーグ、インディアン・プレミアリーグ(IPL)が開幕した。このリーグは、毎日1~2試合を消化しながら、4月25日の決勝戦まで続く。この期間、インド人の関心は完全にク...