Shoojit Sircar – FILMSAAGAR

Woh Bhi Din The

　2024年3月29日にZee5で配信開始された「Woh Bhi Din The（あんな日もあった）」は、イムティヤーズ・アリー監督の12歳年下の弟サージド・アリー監督が11年前に初めて撮った映画である。ただし、何らかの...

　英領時代の1919年4月13日、アムリトサルの象徴ゴールデン・テンプル近くにある公園ジャリヤーンワーラー・バーグに集まった群衆に対し、英国軍が発砲するという事件が発生した。俗に言うアムリトサル虐殺事件もしくはジャリヤー...

　近年のヒンディー語映画は、人生の様々なポイントで起こる問題を取り上げるようになって来ており、インド人の人生の一端を垣間見ることが出来て面白い。不動産の売買はほとんどの中産階級にとって人生の一大イベントであり、動く金額も...

　ヴァルン・ダワンは、「Student of the Year」（2012年）でのデビュー以来、ヒンディー語映画界を牽引する若手男優として多くの作品に出演して来ているが、コメディー映画の名手である父親ヴァルン・ダワン監督...

　インドでも結婚は巨大なビジネスであり、マッチメイキングからウェディングプラニングまで結婚を巡る様々な商売が存在する。結婚斡旋業者が出て来る映画は多いし、「Band Baaja Baaraat」（2010年）はウェディン...

　2012年12月にデリーで発生した集団強姦事件（いわゆるニルバヤー事件）は世界中に報道され、インドは女性にとって危険だという認識が広まってしまった。だが、この事件をきっかけにインドでは女性に対する性暴力への対策が推進さ...

　デリーはインドの首都であり、首都の性格上、インド各地から移住して来た人々が集まり住む移民の街でもある。元々デリーはパンジャーブ地方の一端に位置すると言えるのだが、移民の中で最も目立つのは、印パ分離独立時にパーキスターン...

　2012年のヒンディー語映画界は、「Ek Tha Tiger」、「Dabangg 2」、「Rowdy Rathore」などの大予算型娯楽作が大ヒットしたことが記憶に鮮明であるが、それと平行して、典型的な娯楽路線ではない...

　クリケットの国内リーグ、インディアン・プレミアリーグ（IPL）開催中につき、4月は大型の映画が公開される予定はない。しかしながら、こういう時期にこそ、低予算ながら優れた映画が映画館において上映枠を得られるのであり、イン...

　インドに帰って来てからというものの、毎日のように映画館に通って、僕が日本にいた1ヶ月間に公開された映画で、まだ上映されているものを観て回っている。その中でも最も見るのが難しかったのが、この「Yahaan」であった。20...