Article 370

 2014年から中央政府の政権を握るナレーンドラ・モーディー首相は剛腕の政治家として知られ、前代未聞の大胆な政策をいくつも実行してきた。賛否両極端な政治家であるが、その実行力の高さは誰も否定できない。

Jawan

 コロナ禍を機に如実となったヒンディー語映画界の悪夢のような不振を一発で吹き飛ばしてしまったのがシャールク・カーン主演の「Pathaan」(2023年/邦題:PATHAAN パターン)であった。アクシャイ・クマール主演「...

Salaam Venky

 安楽死や尊厳死を主題にしたヒンディー語映画というと、サンジャイ・リーラー・バンサーリー監督の「Guzaarish」(2010年)が有名だ。リティク・ローシャン演じる手品師イーサンは、手品の失敗により首下麻痺になり、尊厳...

Ateet

 2020年4月21日からZee5で配信開始された「Ateet」は、夫が戦死し、再婚した女性の前に死んだはずの元夫が現れるという筋書きのホラー映画である。題名の「アティート」とはヒンディー語で「過去」という意味だが、同時...

Chennai Express

 アーミル・カーン主演の「Ghajini」(2008年)がヒンディー語映画としては初めて100カロール(10億)ルピーのコレクション(国内興行収入)を達成し、その後いくつかの映画が後に続いて10億ルピー以上の興行収入を上...

Rakht Charitra 2

 ハリウッドでは、「スター・ウォーズ」や「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズなどに代表されるように、当初から数部作の予定で映画が作られることは稀ではない。だが、ヒンディー語映画界ではヒット作の続編制作ですら近年になって始...

Raavan

 6月中旬から日本に一時帰国していた。その間公開された新作ヒンディー語映画の中でもっとも重要な作品が2010年6月16日公開のマニ・ラトナム監督「Raavan」であった。