Chandu Champion

 インドは人口14億人を抱える大国であるが、同規模の他国と比べると、オリンピックでのメダル数が極端に少ない。2021年の東京五輪では金1、銀2、銅7に留まったし、2024年のパリ五輪では銀1、銅6しか獲得できなかった。そ...

Satyaprem Ki Katha

 2010年代からヒンディー語映画に顕著に見られるようになった2つの潮流に、レイプを巡る映画とLGBTQを巡る映画がある。レイプについては、2012年のデリー集団強姦事件をきっかけに女性の安全問題が国家的な急務となり、映...

Tu Jhoothi Main Makkaar

 2010年代に「Pyaar Ka Punchnama」(2011年)や「Sonu Ke Titu Ki Sweety」(2018年)などを経てロマンス映画の名手として知られるようになったラヴ・ランジャン監督だが、ヒンデ...

Shehzada

 2023年2月17日公開の「Shehzada(王子)」は、テルグ語の大ヒット映画「Ala Vaikunthapurramuloo」(2020年)のヒンディー語リメイクである。「Ala Vaikunthapurramul...

Freddy

 つい最近、男性産婦人科医が主人公の映画「Doctor G」(2022年)が話題になったが、2022年12月2日からDisney+ Hotstarで配信開始された「Freddy」は歯科医師が主人公の映画だ。ただ、歯医者の...

Bhool Bhulaiyaa 2

 インドの酷暑期は4月~6月で、この時期は日本でいう「夏」になる。日本でも夏といえばホラー映画の季節だが、インドでもこの時期、背筋が凍るホラー映画の公開が相次ぐ傾向にある。酷暑期の真っ只中にある2022年5月20日に公開...

Dhamaka

 ムンバイーを舞台とする近年のヒンディー語映画では必ずと言っていいほど背景に登場するシーリンク。半島状の形状をしており、市街地へ行けば行くほど土地が狭くなるムンバイーの、都市部と郊外を結ぶ渋滞解消用バイパスであり、アラビ...

Love Aaj Kal (2020)

 ヒンディー語映画界にロマンス映画の名手は多いが、その筆頭といえば、ここ10年以上はイムティヤーズ・アリー監督ということになる。「Jab We Met」(2007年)以来、彼はヒンディー語映画界においてロマンス映画の定義...

Pati Patni Aur Woh

 ヒンディー語映画界では、過去にリリースされた映画と同じ名前の映画を作ることにあまり抵抗がないようである。「Hera Pheri」(1976年/2000年)、「Golmaal」(1979年/2006年)、「Dilwale...

Luka Chuppi

 インドではまだまだ男女の間の垣根が高く、未婚の男女に対する制約も厳しい。結婚前の男女が同棲することは社会がなかなか許さない。それでも、ヒンディー語映画は同棲の問題を扱い続けている。最も早い例は「Salaam Namas...

Sonu Ke Titu Ki Sweety

 インド映画の世界には、固い友情で結ばれた不朽の男性コンビやトリオがいくつか存在する。いわゆるバディー・フィルムであるが、もっとも代表的なのは「Sholay」(1975年)のジャイとヴィールー(アミターブ・バッチャンとダ...

Guest iin London

 インドでも「お客さまは神様です」という慣用句がある。特に、招待されていないのにやって来た「招かれざる客」は神様だという考えが強い。では、とんでもなく迷惑な「招かれざる客」がやって来たら、我々はどうすればいいのだろうか。...