Tejas

 カンガナー・ラーナーウトは現在もっとも独自路線を突っ走っている女優だ。親の七光りなど全くない中で10代の内から「Gangster」(2006年)の主演を勝ち取ってデビューし、圧倒的な演技力で注目を集めたのがそもそもの始...

Chandramukhi 2 (Tamil)

 21世紀に入ると、ヒンディー語映画界をはじめとした各インド映画界は、多かれ少なかれ、ハリウッドを模したジャンルの映画作りを始める。その中でも、インド映画のフォーマット上で料理するのが難しかったのがホラー映画だ。あらゆる...

Tiku Weds Sheru

 2023年6月23日からAmazon Prime Videoで配信開始された「Tiku Weds Sheru」は、カンガナー・ラーナーウトがプロデュースしたロマンス映画である。カンガナーは「Manikarnika: T...

Dhaakad

 2010年代のヒンディー語映画界では女性中心映画が目立ったが、その時流の中で急成長したのがカンガナー・ラーナーウトであった。「Queen」(2014年/邦題:クイーン 旅立つわたしのハネムーン)の成功で単身観客を呼び込...

Thalaivii

 インドの政界には強烈な政治家が多いが、タミル・ナードゥ州の州首相を6回務めたジャヤラリターは、地方の政界に君臨した女傑の一人と言っていいだろう。州首相在任中の2016年9月以降に公共の場から姿を消し、健康状態の悪化が報...

Panga

 2010年代のヒンディー語映画は「女性」が大きなキーワードだった。その中のひとつとして、「主婦」または「母親」を題材にした映画の増加が目立つ。「English Vinglish」(2012年/邦題:マダム・イン・ニュー...

Judgementall Hai Kya

 2019年にスリラー映画「Andhadhun」(2018年)が「盲目のメロディ インド式殺人狂騒曲」の邦題と共に日本で公開され、高い評価を得た。その前にはスリラー映画「Kahaani」(2012年)が「女神は二度微笑む...

Manikarnika: The Queen of Jhansi

 2005年に「Mangal Pandey: The Rising」というヒンディー語映画が作られた。第1次インド独立戦争 の火付け役になったとされているスィパーヒー(兵士)、マンガル・パーンデーイを主人公にした映画で、...

Simran

 米国で、武器を持たずに銀行強盗をし、3回成功させたインド人女性がいる。サンディープ・カウルという名前で、チャンディーガル生まれ。7歳の頃、米国に移住し、看護婦として働いていた。21歳の頃にギャンブルにはまり、闇金融から...

Rangoon

 21世紀に入り、ヒンディー語映画は劇的な変化を遂げてきたが、特に2010年代に入って顕著に観られるようになった変化のひとつが、女性を主人公とした映画の増加である。女性を主人公とした映画が増えただけならそこまで注目に値し...

Katti Batti

 インド映画は常にハッピーエンドのイメージがあるが、実はインド人の大好物は狂恋・悲恋モノである。ハッピーエンドの典型例「Dilwale Dulhania Le Jayenge」(1995年)は一度しか作られていないが、ア...

Tanu Weds Manu Returns

 現在、ヒンディー語映画界で、高い演技力を持っていると同時に、最も興行的に信頼できる女優となったカンガナー・ラーナーウト。この方向ではヴィディヤー・バーランと肩を並べるまでになった。「Queen」(2014年)の大ヒット...