Rocky Aur Rani Kii Prem Kahaani

 2020年からコロナ禍が始まり、相次ぐロックダウンや映画館封鎖によってインドの映画業界は大打撃を受けたが、特に不調が目立ったのがヒンディー語映画業界だった。将来を嘱望された俳優スシャーント・スィン・ラージプートの自殺が...

Ki & Ka

 男性と女性の体が入れ替わるというファンタジーは、日本映画に限っても、児童文学「おれがあいつであいつがおれで」原作の「転校生」(1982年)から新海誠監督のアニメ映画「君の名は。」(2006年)まで、いくつも例があり、目...

Drona

 21世紀に入り、ヒンディー語映画は様々なジャンルの映画に手を出すようになった。その内の多くは、SF映画、冒険映画、ホラー映画など、ハリウッドが伝統的に得意として来たジャンルであり、いかにインド映画的テイストを残しながら...

Laaga Chunari Mein Daag

 大ヒットの予感がする「Bhool Bhulaiyaa」(2007年)に続けて、2007年10月12日公開、ヤシュラージ・フィルムス制作の「Laaga Chunari Mein Daag」も鑑賞した。ジャンルは全く異なる...

Kal Ho Naa Ho

 今年のヒンディー語映画界は、去年の駄作連発どん底状態と比べたらヒット作にも恵まれ、何とか上昇の兆しが見えてホッとしている。もう今年もあと残すところ1ヶ月となり、そろそろ今年のヒンディー語映画界を総括してもいい頃だ。今年...

Kabhi Khushi Kabhie Gham

 今日は2001年12月14日公開の超話題作「Kabhi Khushi Kabhie Gham」のチケットを予約していた。コンノート・プレイスのプラザ・シネマで朝10:45からだったので、遅刻しないように早めに家を出た。...

Fiza

 2001年9月11日、米国で同時多発テロが起き、イスラーム教過激派テロリストたちが飛行機を乗っ取って、ニューヨークのワールドトレードセンターなどを自爆攻撃した。この事件以降、世界は対テロ戦争の時代に突入し、イスラーム教...

Sholay

 1975年8月15日に公開されたヒンディー語映画「Sholay(炎)」は、インド人の心に永遠に刻み込まれていくであろう傑作として、インド映画史において他の追随を許さない特別な地位を獲得している。公開から半世紀が過ぎても...

Zanjeer (1973)

 1973年5月11日公開の「Zanjeer(鎖)」は、主演アミターブ・バッチャンを「アングリー・ヤングマン」の異名を持つスーパースターに押し上げるきっかけを作り、それまでロマンス映画一辺倒だったヒンディー語映画界のトレ...