420 IPC

 「420」という数字はインドでは「詐欺」または「詐欺師」を意味する。なぜならインド刑法(IPC)第420条が詐欺罪を規定しているからである。ヒンディー語映画の題名にも「420」が付くものがいくつかあるが、多くは「詐欺師...

Ab Tak Chhappan 2

 「Ab Tak Chhappan」(2004年)は、ラーム・ゴーパール・ヴァルマーがプロデュースした、ムンバイー警察のエンカウンター・スペシャリストを主人公にしたハードボイルドなクライムサスペンス映画だった。評論家から...

Turning 30!!!

 ヒンディー語映画の2010年代は女性の時代であったが、2011年1月14日公開の「Turning 30!!!」は「Aisha」(2010年)と並んでその先駆者と呼ぶべき女性中心映画である。30歳を前にした女性の心理がよ...

Hello Darling

 2010年8月27日には少なくとも6本の新作ヒンディー語映画が同時に公開となった。こんなに多くの映画が同時公開されることは稀だ。おそらく9月2日(一部では1日)のクリシュナ・ジャナマーシュトミー祭の影響であろう。もしく...

Rann

 「インドのクエンティン・タランティーノ」の異名を持つ映画監督・プロデューサー、ラーム・ゴーパール・ヴァルマーは、最近趣味に走りすぎていて、観客からも映画館からも敬遠されているようである。確かに彼の映画は当たり外れが大き...

Anubhav

 2009年4月から続いていたプロデューサー対マルチプレックスの対立も何とか合意に至ったようで、ストライキにより公開が延期されていた作品が来週から続々と公開される予定である。特に7月は話題作のラッシュとなりそうだ。そのた...

Straight

 2003年に、32歳童貞男性の童貞喪失ストーリーを描いたコメディー映画「Mumbai Matinee」が公開された。当時流行のヒングリッシュ映画であったが、ラーフル・ボースの好演もあり、なかなか面白い映画だったのを覚え...

Hello

 コールセンターのオペレーターは、英語を不自由なく話せるレベルの教育があるインド人に人気の職業である。インドでは、人件費の安さに加え、米国から見てちょうど地球の反対側に位置しているという地理上の偶然と、英語話者人口が比較...

Summer 2007

 インド映画鑑賞は、自分の鑑識眼との闘いである。150ルピー以上のお金と、3時間という時間を賭け、駄作を避けて良作を掴むために映画館に向かう。新聞やネットで前評判を伺ったりレビューを読んだりできるが、インド人に受ける映画...

Manorama Six Feet Under

 2007年9月21日公開の「Manorama Six Feet Under」は、ロマン・ポランスキー監督の米国映画「チャイナタウン」(1974年)の緩いリメイクである。

Dor

 インドはお祭りシーズンに突入し、街はだいぶ騒がしくなった。先週中頃から調子を崩してしばらく寝込んでいたが、やっと復活したので映画を観に出掛けた。最近1週間に3、4本の映画が公開されるので追いつけていない。今日観た映画は...

Dhoop

 昨日に引き続き、今日も映画を観にPVRアヌパム4を赴いた。昨日気付いたことだが、最近PVRの警備が2割増しくらいに厳しくなった。周囲を警官が見張っているし、内部でも従業員が積極的に客に「May I Help You?」...