Rangasthalam (Telugu)

 2018年3月30日公開のテルグ語映画「Rangasthalam」は、1980年代のアーンドラ・プラデーシュ州農村地帯を舞台にした復讐劇である。テルグ語映画界のメガスター、チランジーヴィーの息子ラーム・チャランが主演で...

Hichki

 学校は誰もが通る道であり、特に若者が主人公のインド映画では、学校が舞台となることは多い。主題が別にあって、学校は単なるロケーションということも少なくないのだが、ヒンディー語映画は教育をテーマにすることも増えて来て、「T...

The School in the Cloud (UK)

 スガタ・ミトラーはインド工科大学(IIT)で物理学を修めたコンピューター科学者だったが、彼は教育に興味を持ち、様々な教育実験を行ってきた人物である。彼は教育理論家として知られるようになり、TEDで賞を勝ち取ったことで、...

Raid

 インドでは人口の1%しか納税をしていない。一般の日本人がこれを聞くと何を言っているのか分からないだろうが、これは事実である。もっと正確に言うならば、所得税の納税者は人口の1%程である。日本の消費税にあたる間接税について...

Dil Juunglee

 ださくて鈍臭い女の子のことをヒンディー語では「ベヘンジー」と言う。本来この言葉は「お姉さん」という意味だが、いけていない女の子に対して使われたとき、嘲笑を含む言葉になる。2010年代に入り、女性キャラがメインの映画が作...

Hate Story 4

 2018年3月9日公開の「Hate Story 4」は、エロティックなサスペンス映画「Hate Story」シリーズの最新作である。「Hate Story」シリーズは、必ずしも上質の映画ではないのだが、濡れ場を多めにし...

Veerey Ki Wedding

 2018年3月2日公開の「Veerey Ki Wedding(ヴィールの結婚式)」は、主人公ヴィールの結婚を巡るドタバタ劇を描いたコメディー映画である。この映画の公開から3ヶ月後に「Veere Di Wedding」(...

Pari: Not A Fairy Tale

 元々、インド映画は「マサーラー映画」の愛称通り、様々な娯楽要素を1本の映画に盛り込むのが特徴だった。だが、21世紀に入り、ヒンディー語映画をはじめとした各地のインド映画は、ハリウッド映画を模したジャンル立ての映画作りを...

Sonu Ke Titu Ki Sweety

 インド映画の世界には、固い友情で結ばれた不朽の男性コンビやトリオがいくつか存在する。いわゆるバディー・フィルムであるが、もっとも代表的なのは「Sholay」(1975年)のジャイとヴィールー(アミターブ・バッチャンとダ...

And What is the Summer Saying?

 「And What is the Summer Saying?」は、2024年にカンヌ映画祭でグランプリを受賞したパーヤル・カパーリヤー監督が、「Watermelon, Fish and Half Ghost」(201...

Aiyaary

 2018年10月6日(土)からインディアン・フィルム・フェスティバル・ジャパン(IFFJ)が開幕した。この映画祭には発足時から主に字幕翻訳者として関わっており、今年は「Aiyaary」の字幕を担当した。字幕を翻訳する際...

Love per Square Foot

 不動産を巡る物語はインドでも少なくなく、特に大半の人にとって人生で最大の買い物となるマイホームを巡るゴタゴタは、例えば「Khosla Ka Ghosla!」(2006年)という傑作で取り上げられた。2018年2月14日...