Minnal Murali (Malayalam)

 21世紀にインド映画はハリウッド映画を模したジャンルの映画を盛んに作るようになったが、その過程において国産スーパーヒーローを確立すべくスーパーヒーロー映画の製作も始まった。その中でもっとも成功した例はヒンディー語映画の...

Atrangi Re

 現在、ヒンディー語映画界でもっとも勢いのある映画監督・プロデューサーが、アーナンド・L・ラーイである。「Tanu Weds Manu」(2011年)、「Raanjhanaa」(2013年)、「Zero」(2018年)な...

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 今でこそインドで一番人気のスポーツはクリケットだが、実は最初からそうではなかった。インドを代表するスポーツは英領時代から独立後まで長らくホッケーであり、インド代表は国際試合の常勝国だった。血を分けた兄弟国であるパーキス...

420 IPC

 「420」という数字はインドでは「詐欺」または「詐欺師」を意味する。なぜならインド刑法(IPC)第420条が詐欺罪を規定しているからである。ヒンディー語映画の題名にも「420」が付くものがいくつかあるが、多くは「詐欺師...

Pushpa: The Rise (Telugu)

 新規変異株であるオミクロン株流行の兆しがインドでも見え始めた中、2021年12月17日に公開され、同年最大のヒット作にまで躍り出たのが、テルグ語映画「Pushpa: The Rise」である。そのヒットの規模は「Bah...

Chandigarh Kare Aashiqui

 インドでは独立前から長らく同性愛は違法で、同性愛者は潜在的犯罪者として肩身の狭い生活を送ってきた。世間一般の同性愛および同性愛者に対する見方も差別に満ちたものであった。ヒンディー語映画界でも同性愛者が面白おかしく描写さ...

Velle

 2021年12月10日公開の「Velle(役立たずたち)」は、複数のエピソードが絡み合うコメディータッチのクライムサスペンス映画だ。テルグ語映画「Brochevarevarura」(2019年)のリメイクである。

Tadap

 ヒンディー語映画界でネポティズム(縁故主義)が批判されるようになって久しいが、スターキッドのデビューは続いている。2021年12月3日公開の「Tadap(もだえ)」では、俳優スニール・シェッティーの息子アハーン・シェッ...

Bob Biswas

 スジョイ・ゴーシュ監督のスリラー映画「Kahaani」(2012年)は日本でも「女神は二度微笑む」の邦題と共に公開され好評を博した。ストーリーが良かったことに加えて、ヴィディヤー・バーラン演じるヴィディヤーはじめ、キャ...

Chhorii

 2021年11月26日からアマゾン・プライム・ビデオで配信開始されたヒンディー語ホラー映画「Chhorii」。その題名の意味は「女の子」という意味だが、どちらかというと標準語よりも方言系で使われる言葉だ。そして、「ホラ...

Antim: The Final Truth

 ヒンディー語映画界に20年以上君臨する3カーンの一人、サルマーン・カーンは、他のカーンと同じくプロデューサー業にも進出している。自分が主演の映画もプロデュースするのだが、若い才能にもチャンスを与えている。今まで、「He...

Satyameva Jayate 2

 社会活動家アンナー・ハザーレーによるジャンロークパール運動と汚職撲滅運動が最高潮に盛り上がったのが2011年であった。そして、この運動を受けて2012年に立ち上がったのが庶民党(AAP)であり、以来、党首のアルヴィンド...