Saas Bahu aur Sensex

 2007年、ハリウッドのプロダクションが初めて制作したヒンディー語映画「Saawariya」(2007年)が公開された。ソニー・ピクチャーズが制作したこの映画は残念ながら失敗作に終わってしまったが、ハリウッドのインド進...

Welcome to Sajjanpur

 シャーム・ベーネーガルと言えば、「Ankur」(1973年)で衝撃のデビューを果たして以来、ヒンディー語映画界の中で高い尊敬を受け続けて来た映画監督の一人である。そのベーネーガル監督が初めてコメディー映画に挑戦すること...

Ru-Ba-Ru

 2008年9月12日公開の「Ru-Ba-Ru(向き合って)」は、タイムループ型のロマンス映画である。米映画「If Only」(2004年)のリメイクとされている。公開当時には鑑賞しておらず、YouTubeでShemar...

1920

 今でこそヒンディー語映画界では頻繁にホラー映画が制作されるようになったが、実はこれは最近の傾向であり、以前はヒンディー語映画界でホラー映画は受け入れられていなかった。それを変えたのはヴィクラム・バット監督の「Raaz」...

The Last Lear

 数週間前から、やたらと「ビッグB最高の演技」を謳った映画の宣伝が目に付くようになった。ビッグBとは、ヒンディー語映画界における大御所中の大御所、アミターブ・バッチャンであり、その映画とは、アミターブが初めて出演する英語...

Firaaq

 以前、3月以降しばらく話題作が公開されないと書いた。3月~5月はインド人学生にとって、日本で言うセンター試験、学年末試験、入学試験などが行われる試験期間に当たり、それが興行的にマイナス要因となるため、映画産業的には空白...

Hijack

 最近のヒンディー語映画界は猫も杓子もテロ映画で食傷気味だ。テロを題材にした優れた作品も何本か出て来てはいるが、それでもこう多すぎると飽きてしまう。2008年9月5日公開の「Hijack」も、テロリストによるハイジャック...

Tahaan

 ヴィシャール・バールドワージ監督の「Makdee」(2002年)以来、ヒンディー語映画界では盛んに子供向け映画が作られるようになった。アニメのレベルも徐々に上がって来ており、アニメに対して厳しい鑑識眼を持つ日本人の鑑賞...

A Wednesday!

 ここのところ、毎週すさまじい数の映画が公開されており、落ち着く暇がない。さすがにこのペースだと片っ端から全ての映画を観ることは不可能であり、先週は「Chamku」、「Mukhbir」、「C KKompany」を見送った...

C Kkompany

 ムンバイーで「D」または「Dカンパニー」といえば、1993年のボンベイ連続爆破事件の首謀者とされるアンダーワールドのドン、ダーウード・イブラーヒームと彼のギャングのことである。1986年にインドから逃亡した後、海外から...

Rock On!!

 ヒンディー語映画音楽ほど普及はしていないが、インドにもロック文化があり、ロックバンドがあり、地域ごとに特色のあるロック音楽を創造している。ロック文化がもっとも盛んなのは西ベンガル州の州都コルカタだが、デリー発のバンドで...

Urdu Hai Jiska Naam

 国立イスラーム大学(ジャーミヤー・ミリヤー・イスラーミヤー)のMAアンサーリー・オーディトリアムで、「Urdu Hai Jiska Naam(その名はウルドゥー語)」という映画が上映されるという情報をキャッチした。ウル...