Ishqiya

 マルチプレックス時代の到来により、ヒンディー語映画の境界は急速に拡大し、従来の枠組みに囚われない様々な映画が作られるようになった。この動きの中で重要な役割を果たしている監督は何人かいるのだが、ヴィシャール・バールドワー...

Rann

 「インドのクエンティン・タランティーノ」の異名を持つ映画監督・プロデューサー、ラーム・ゴーパール・ヴァルマーは、最近趣味に走りすぎていて、観客からも映画館からも敬遠されているようである。確かに彼の映画は当たり外れが大き...

Veer

 毎週のように新作が公開されるヒンディー語映画。1年には52週ある訳だが、期待作が公開されるタイミングはある程度決まっている。それは祝祭シーズンであったり、まとまった連休を含む週であったりする。1年の最初の期待作公開のタ...

Chance Pe Dance

 インドでは長らく映画が娯楽の王様として君臨して来た。テレビの普及やビデオの出現などによってその地位が脅かされたこともあったが、映画館で親しい人々と映画を観るという行為はいつの時代も娯楽の定番であり続け、最新作は人々の話...

Dulha Mil Gaya

 映画の出来を鑑賞前に予想する際、参考となる要素はいくつかあるのだが、やはりスターシステム健在のヒンディー語映画界では、どのスターが出演しているかを見ることでおおよその見当を付けることが可能である。最近は大スター出演の大...

Pyaar Impossible!

 インドに長く住んでいると、年末年始とか正月とかあまり関係なくなって行くが、その年最初に観る映画にはちょっとだけ気を遣う。年明け早々下らない映画を観てしまうと、その先1年間に暗雲が立ちこめるような気がするのである。だから...

Bolo Raam

 2009年12月31日公開の「Bolo Raam」は、女性教師の殺人事件を巡るスリラー映画である。題名は「ラーマーヤナ」の主人公ラーマ王子の名前を唱えろ、という意味にもなるし、第一容疑者となって黙秘を続ける主人公ラーム...

3 Idiots

 ヒンディー語映画界の中で、その徹底した完璧主義から、「ミスター・パーフェクト」と一目置かれる俳優アーミル・カーンは、ここのところ1年1作のペースを堅実に守っており、しかも出演作が年末に公開されることが恒例となって来てい...

Rocket Singh: Salesman of the Year

 ランビール・カプールの勢いが止まらない。往年の名優リシ・カプールの息子として「Saawariya」(2007年)で大々的デビューを果たしたランビールであったが、同作品がフロップに終わった上に劇中で見せた裸踊りが散々ネタ...

Paa

 2007年末に公開されて大ヒットとなったアーミル・カーン初監督作「Taare Zameen Par」は、ディスレクシア(失読症)という病気を扱った作品であった。特定の難病を扱った映画が割と簡単に一定の感動を呼ぶドラマと...

Radio

 かつてインド中でヒメーシュ旋風なるものが吹き荒れたことがあった。ヒメーシュ・レーシャミヤーは、音楽監督や歌手として人気を集め、遂に俳優業にまで進出したマルチタレントの人物である。赤いキャップ、泥棒髭、黒いロングコートと...

De Dana Dan

 プリヤダルシャン監督と言えば、「コメディーの帝王」と称されるほどコメディー映画を得意とする映画監督である。特に彼が監督した「Hera Pheri」(2000年)は、その後もシリーズ化されるほどの大ヒットとなった。「He...