マサーラー映画

 インドの娯楽映画はしばしば「マサーラー映画(マサラ映画)」と呼ばれる。この言葉が日本で使われるようになったのは「Muthu」(1995年/邦題:ムトゥ 踊るマハラジャ)が公開された1998年以降だと思われるが、これは決...

汎インド映画

 インドの映画産業は1930年代にトーキー化したことで言語別に発展を始め、独立後の1956年に言語州再編成が実施されたことで、言語別・地域別の分散並立体制が確立した。よって、インドの映画産業はひとつではなく、単一の「イン...

氏姓からカーストを読む

 インド人の名前は、その人の属する家系の宗教、カースト、祖地などが記されたバイオデータになっているという話は「人名」でした通りである。インド人同士なら、相手の名前を見聞きした瞬間に、大体その人がどういうバックグラウンドを...

OTT

 20世紀末に登場し、2000年代にインド映画の劇的な変化を促したのがマルチプレックスだとしたら、2010年前後に現れ、2020年代にインド映画の在り方を大きく変化させたのがOTTであった。

モンスーン

 インド亜大陸の大半はモンスーン(季節風)の影響を受けるモンスーン気候に属しており、その季節は大まかに、雨が多い雨季と、ほとんど雨が降らない乾季の2つに分かれている。インドでは「モンスーン(Monsoon)」という言葉は...

マルチプレックス

 21世紀にインド映画は大きな変貌を遂げたが、その大きな原動力のひとつになったのが「マルチプレックス(Multiplex)」である。本サイトでも頻出する用語なので、是非押さえておいていただきたい。

サンスクリット語

 サンスクリット語は、ヒンディー語をはじめとした北インド諸語の祖となる古典語である。ギリシアの古代ギリシア語、イランのアヴェスター語などと近縁関係にあり、インド・ヨーロッパ語族と呼ばれる世界最大の言語グループの中で重要な...

上映時間

 インド映画に対する一般的な日本人の先入観のひとつに「長い」がある。インド映画はとにかく長いイメージを持たれており、それがインド映画に対するネガティブな印象につながっている恐れがある。TikTokや「ファスト映画」全盛の...

ナンバープレート

 インドの公道を走行する車両には、日本と同様にナンバープレートが付いている。映画の話にナンバープレートがなぜ関係しているのか不思議に思う読者がいるかもしれないが、ナンバープレートはインドの映画メーカーたちがこだわっている...

続編

 米国映画界などではヒット映画の続編、いわゆる「~2」が作られるのはかなり前から一般的な慣習だったが、意外なことに、ヒンディー語映画界では長らく特定の映画の続編を作るという発想がなかた。