Tungrus

 アジアンドキュメンタリーズで配信中の「Tungrus」は、12分ほどの短編ドキュメンタリー映画だ。ムンバイーのアパートで1匹の雄鶏を飼う一家を取り上げている。2018年8月9日にロードアイランド国際映画祭でプレミア上映...

Brij Mohan Amar Rahe!

 2018年8月3日からNetflixで配信開始されたヒンディー語映画「Brij Mohan Amar Rahe!」は、自分を殺した容疑(自殺ではない)で逮捕された男が主人公の、実話に基づいた数奇なブラックコメディーであ...

Mulk

 21世紀の幕開けは9/11事件によって告げられ、世界はテロとの戦いの時代に突入した。その戦いにおいて、インドも無傷ではいられず、以降、テロリズムはヒンディー語映画界でも中心的な議題となった。もちろん、それ以前にもインド...

Karwaan

 多様な自然と文化を誇るインドは旅をしてこその国であり、ブッダの時代から多くの旅人たちに旅され、愛されて来た。インド映画界も自国のそんな魅力を存分に活用して来ており、風光明媚な光景で撮影を行ったり、旅情あふれる作品を生み...

Fanney Khan

 多くの人が認める通り、インド映画の最大の特徴は歌と踊りである。そうであるが故に、歌や踊りがいかにストーリーと調和し、ストーリーを盛り立てているかは、重要な評価ポイントとなる。優れた歌や踊りでクライマックスを迎える映画は...

Nawabzaade

 近年、ヒンディー語映画にダンスシーンが少なくなったことで、コレオグラファーやバックダンサーなど、ダンス回りの仕事をしていた人々が職にあぶれているという話も聞く。その反動で、成功しているコレオグラファーが中心になって、バ...

Saheb Biwi aur Gangster 3

 ヒンディー語映画界において、渋い映画を作ることで一目置かれている監督ティグマーンシュ・ドゥーリヤー。代表作は「Paan Singh Tomar」(2012年)だが、「Saheb Biwi aur Gangster」シリ...

Chalo Jeete Hain

 30分ほどの短編映画「Chalo Jeete Hain(さあ、生きよう)」は、インド人民党(BJP)のカリスマ政治家で2014年から首相を務めるナレーンドラ・モーディーの子供時代を切り取って映画化したものだ。2018年...

Dhadak

 インド映画界に大女優は多いが、シュリーデーヴィーはタミル語、テルグ語、ヒンディー語など、各言語の映画界で多くの作品に出演したこともあり、インド全土のファンから愛された女優の一人だ。21世紀にはしばらく銀幕から遠ざかって...

Soorma

 21世紀に入り、ヒンディー語映画界でスポーツ映画がジャンルとして確立されていく中、その派生として、実在するスポーツ選手の伝記映画も盛んに作られるようになった。「Paan Singh Tomar」(2012年)、「Bha...

Sanju

 日本で劇場一般公開されたインド映画の中で、品質と興行成績の2点においてもっともバランスよく高評価を得たのは、「3 Idiots」(2009年/邦題:きっと、うまくいく)であろう。この作品はインド映画の最高峰のひとつであ...

Piano to Zanskar (UK)

 インド最北部ラダックの中でももっとも僻地にあるザンスカール地方。そこにある村にピアノを運ぼうとする英国人老人の冒険を追ったのが「Piano to Zanskar」である。2018年6月23日にエジンバラ国際映画祭でプレ...